中学生で習う基本的な文法のひとつが、「受動態」です。
ここは基礎を覚えちゃえば何も難しい事はありません。今回はそんな「受け身」と呼ばれる様々な種類の受動態を解説していきます。
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1.受動態の基本
受動態の基本は「~される」と言う風に訳せることです。だからこそ、「受け身」と呼ばれていますね!
ちなみに受動態は英語で「Passive」、能動態は英語で「active」と言います!
それではそんな受動態の作り方を見ていきましょう!
- ルール①:Be動詞+過去分詞
だけです。
かならず、be動詞と一緒に使ってくださいね!受動態で多くの人が間違えるのが、be動詞を抜かしたり、過去分詞形を覚えてなかったりすることです。
動詞の活用、原型、過去形、過去分詞形を全て覚えてくださいね。暗記は根性です。毎日欠かさずに、継続的に英単語を見て、読んで、書いて覚えましょう。
2.受動態の種類
- 通常:be + 過去分詞
- 助動詞:助動詞 + be + 過去分詞
- 現在完了:have + been + 過去分詞
- 進行形:be + being + 過去分詞
- 不定詞:to + be + 過去分詞
- 動名詞:being + 過去分詞
受動態には通常の形だけではなく、状況に応じて様々な形に変化していきます。
しかし、最初に覚えた「be + 過去分詞」のルールは不変なのは見ての通りです。ここだけは絶対に守ってくださいね!
3.文型から考える受動態
最後に少し高度な事を説明します。
文型を英語の授業で習いましたか?英語にここの単元を理解することがこれからの成長に欠かせません。
文型を理解していない人はそこから確認しなおしてください!
では行きます。
- SV:自動詞なので受動態に出来ない
- SVC:受動態に出来ない
- SVO → SV(第1文型)
- SVOO → SVO(第3文型)
- SVOC → SVC(第2文型)
まず、第1文型と第2文型の文は受動態に出来ません。
第3文型の文、
- I love her.
これを受動態にすると、
- She is loved by me.
「her」という目的語(O)が受動態にするときに主語になるので、最終的には第1文型のような文になるのです。
第4文型の文、
- I taught students English.
これを受動態にすると、
- Students were taught English by me.
この文も、「students」という目的語(O)が主語に来るので、最終的には第3文型のような文になります。
第4文型の場合は目的語が2つあるので、どちらを主語に持ってきても構いません。どっちを持ってこようが結局はSVOの文型に収まります。
第5文型の文、
- She called me John.
これを受動態にすると、
- I was called John by her.
SVOCの目的語、「me」が主語に来るので、最終出来にはSVCの第2文型に収まります。
お分かりですか?
受動態にしたかったら、目的語(O)にあたるのは主語にすればイッパツです!そして、目的語がそもそもない文は受動態には出来ませんね。
文型まとめ