日本の公立中学校では現在完了は中学3年生に習う単元です。ですが、多くの英語の教科書においては時制を表す、現在形、過去形、未来形と一緒に現在完了が載っていることが多々あります。現在完了だけ分けて習うので、難しく考えてしまいますが、時制の仲間なので以外に簡単に理解できます。
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1.1分で説明する現在完了
過去形:Yesterday, I had a busy day. I received a lot of emails.
現在完了: I have received only a few today.
さっそくですが、上の過去形の文から現在完了の文ではどう変わりましたか?
一番の違いは、have + PP(過去分詞形)が加わったことです。作り方は簡単、主語+ have + 過去分詞形、たったこれだけです。
あとはどのような場面で現在完了が使われるのか?時制の仕組みを理解しましょう。
英語の教科書では、finished and unfinished timeの対比として現在完了が説明されています。
例えば、「昨日」と「今日」はfinished or unfinished timeで考えるとどっちでしょうか?「昨日」は finished time そして、「今日」は unfinished timeとなるはずです。つまりは、finished time を表す言葉があるときは過去形を使います。
例えば:finished time
- yesterday
- last week
- last month
- last year
- 1990
などは既に終わっている事なので、普通の過去形の文で表します。
現在完了においては、日本で習う場合は大きく分けて意味が3つあります。(上記で説明した特定の過去の表現があるときには使えません)
- 継続:
- 過去に行った行動が現在・未来までも続いている(To describe an action that started in the past and is still continuing in the future. )
- 経験:
- 過去と現在の間で繰り返しに起きていることを伝える意(To describe an action that is being repeated between the past and present.)
- 結果・完了:
- 最近もしくは、ちょうど行っていた行動が終わった時(To describe an action that was completed in the recent past.)
- 時制が特に重要じゃない行動を説明する時(To describe an action when time was not an important aspect. )
英語の教科書で現在完了を習う場合は:
例文:「時」が不明瞭の時に使う現在完了(「いつ」かは重要じゃない)
- I have lost my purse.(財布無くした!)
- We have seen this movie already.(この映画もう見たことあるよ!)
- He has broken his leg.(彼足骨折した)
- There has been an accident.(事故があったよ)
例文:「まだ終わっていない期間」を表す時に使う現在完了(これからまだ起きるかもしれない)
- We haven’t seen her today.(今日はまだ彼女を見てないよ)
- They have been to the mall twice this month.(今月2度メールを送ったよ)
- She has watched that show three times this week.(今月3回あの講演を見たよ)
例文:「過去に起きたことが今も続いている」時を表す現在完了(当時から今もその状況だよ)
- The children have made a mess in the kitchen.(子供たちがキッチンを散らかしっぱなし)
- He has started a new job.(新しい仕事を始めた)
- She has finished her chores.(雑用終わったよ)
現在完了を使うときによく出てくる時を表す副詞:
- already(すでに、もう)
- just(ちょうど、まさに、たった今)
- yet(もう、まだ)
私は日本語で習ってしっくりこなかった現在完了を、英語で習ってみると納得がいきました。もし今英語に限らず、分からない勉強や単元があった場合はアプローチの仕方を変えてみるといいかもしれないですね。自分にあった角度、勉強法から学んでみましょう。
2.まとめ
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