make・let・haveは「目的語+動詞の原形」、get・allowは「目的語+to不定詞」が基本です。一方、have/get+目的語+過去分詞では、その目的語が動作を受ける側になります。人か物かではなく、誰が何をするのかを見て形を選びましょう。
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使役動詞と関連する6動詞の比較
| 動詞 | 基本の型 | 主な意味・例 |
|---|---|---|
| make | make+O+原形 | Oに〜させる・〜する結果を引き起こす。make me laugh。 |
| let | let+O+原形 | Oが〜するのを許す・妨げない。let me go。 |
| have | have+O+原形 | 依頼・指示などでOに〜してもらう。have her check it。 |
| get | get+O+to do | 働きかけてOに〜してもらう・〜するようにする。get him to help。 |
| allow | allow+O+to do | Oが〜するのを許可する。allow us to enter。 |
| help | help+O+原形 / to do | Oが〜するのを手伝う。help me carry / help me to carry。 |
学校文法ではmake・let・haveなどを使役動詞として学び、get・allow・helpも関連する型として比較します。これらの動詞が出た文すべてを使役構文と呼ぶわけではありません。I have a pen.のhaveは所有、I made a cake.のmakeは作成を表します。
make:強制だけでなく、結果を引き起こす
| 英文 | 日本語訳 | 構造 |
|---|---|---|
| The teacher made us rewrite the paragraph. | 先生は私たちにその段落を書き直させました。 | make+us+rewrite。原形を使う。 |
| The joke made me laugh. | その冗談で私は笑いました。 | 笑うという反応が起こった。無理やり笑わせたとは限らない。 |
| We were made to rewrite the paragraph. | 私たちはその段落を書き直すようにさせられました。 | 受け身はbe made to do。 |
能動の使役構文ではmade us rewrite、受け身ではwere made to rewriteです。ただし、このtoの変化をletやhaveにも一律に当てはめることはできません。
letとallow:許可の意味でも後ろの形が違う
| 英文 | 日本語訳 | 確認する形 |
|---|---|---|
| My parents let me use their computer. | 両親は私に自分たちのパソコンを使わせてくれます。 | let+me+use |
| My parents allow me to use their computer. | 両親は私が自分たちのパソコンを使うことを許可しています。 | allow+me+to use |
| I am allowed to use their computer. | 私は両親のパソコンを使ってよいことになっています。 | 許可の受け身はbe allowed to do。 |
「〜することを許される」という意味では、通常letをそのまま受け身にせずbe allowed to doを使います。また、We do not allow smoking here.(ここでは喫煙を認めていません)のように、allowの後ろに行為を表す動名詞を直接置く形もあります。
have:目的語が「する」のか「される」のか
| 英文 | 日本語訳 | 目的語との関係 |
|---|---|---|
| I had the assistant send the email. | 私はアシスタントにメールを送ってもらいました。 | the assistantがsendするので原形。 |
| I had the email sent yesterday. | 私は昨日そのメールを送ってもらいました。 | the emailは送られるので過去分詞sent。 |
| The company had its new employees trained. | その会社は新入社員に研修を受けさせました。 | 人が目的語でも、訓練を受ける側なのでtrained。 |
| I had the computer run a check. | 私はコンピューターにチェックを実行させました。 | 物が目的語でも、チェックを実行する側なのでrun。 |
人なら原形、物なら過去分詞と覚えると、後半の2文を説明できません。目的語と後ろの動詞の関係が能動か受動かを見ます。I need to have my car washed.なら「車を洗ってもらう必要があります」で、車が洗われる側です。
have+O+過去分詞には被害・経験の意味もある
She had her bag stolen.は「彼女はバッグを盗まれました」。盗むように依頼したのではなく、被害を受けたという意味です。同じ形でも、手配したことなのか、望まない出来事を経験したのかは文脈で判断します。
haveには、We had a visitor waiting outside.(外で来客が待っている状況でした)のようなhave+O+-ingの用法もあります。原形と過去分詞の2種類だけでhaveのすべてが説明できるわけではありません。
get:to不定詞と過去分詞を区別する
| 英文 | 日本語訳 | 構造 |
|---|---|---|
| I got my brother to help me. | 私は兄弟に手伝ってもらいました。 | get+人+to do。説得や働きかけの意味を含むことがある。 |
| I got my bike repaired. | 私は自転車を修理してもらいました。 | get+O+過去分詞。自転車が修理される。 |
| I need to get this report finished today. | この報告書を今日中に仕上げる必要があります。 | 完了させるという意味にもなる。必ず他人への依頼とは限らない。 |
get someone to doは「説得に成功した」ことを表す場面でも使いますが、すべての例で強い説得があったと決めつけません。get something doneも、その仕事を終えた・終えさせたという結果に焦点がある場合があります。
help:toがある形もない形も使える
She helped me carry the boxes.
She helped me to carry the boxes.
どちらも「彼女は私が箱を運ぶのを手伝ってくれました」です。helpは強制ではなく援助を表します。後ろを必ず原形だけ、または必ずto不定詞だけにする必要はありません。
enable・force・require・keep・holdとの比較
| 動詞・型 | 意味 | 例文・日本語訳 |
|---|---|---|
| enable+O+to do | Oが〜できるようにする | The new tool enables us to work faster./新しい道具で私たちはより速く作業できます。 |
| force+O+to do | 強いて〜させる | The storm forced us to cancel the trip./嵐のため私たちは旅行を中止せざるを得ませんでした。 |
| require+O+to do | 要件として〜を求める | The course requires students to submit two essays./その授業では学生に2本のエッセイの提出を求めます。 |
| keep+O+-ing | Oを〜している状態にしておく | Sorry to keep you waiting./お待たせしてすみません。 |
| hold+O+形容詞 | Oをある状態に保つ | Please hold the door open./ドアを開けたままにしておいてください。 |
forceやrequireは「一般的でないmakeの代用品」ではありません。強制、要件、可能にすることなど、意味が違います。また、amuseやsurpriseを日本語で「楽しませる・驚かせる」と訳しても、make+O+原形と同じ構文になるわけではありません。
確認問題:空欄に入る形は?
1. She made me (wait / to wait).
2. I was made (wait / to wait).
3. He got his friend (help / to help).
4. I had my laptop (repair / repaired).
5. They let us (enter / to enter).
答え:1. wait、2. to wait、3. to help、4. repaired、5. enter。
1はmakeの能動、2はmakeの受け身、3はget+人+to不定詞、4はパソコンが修理される関係、5はlet+人+原形です。
用語の確認:Cambridge Grammar:makeの使役と受け身。例文は学習用に作成しています。
用語の確認:Cambridge Grammar:letの許可と受け身。例文は学習用に作成しています。
用語の確認:Cambridge Grammar:haveの依頼・経験・被害用法。例文は学習用に作成しています。
用語の確認:British Council:get something doneの用法。例文は学習用に作成しています。
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