some と any の意味の違いと使い方を解説【英語】

どっちも「いくつか」と訳せますが、どう違うのでしょうか?

中学英語で習う基本の英単語ですが、奥が深いのでもう一度確認してみましょう!

ここが分かれば英語力がもう一段階あがります!

今までなんとなく、使い分けていた人は今一度立ち止まって深堀をしてみましょう。

目次

1.結論

  • some:肯定文
  • any:疑問文、否定文

まずはこれを頭に入れて、応用していきましょう!

基本的な some / any の意味は、話し手が特定しない時、もしくは特定の数を述べたくない時に使われます。some / any、は他にも somebody, anybody, something, anythingなどにも使われますね。

今回は分かっててそうでややこしい、someとanyの使い方を例文を使って説明します。

2.Some

Someの場合、

  • I saw five deer when driving my car in the mountain yesterday. (昨日、車で山を通っていた時に、5匹のシカを見た!)
  • I saw some deer when driving my car in the mountain yesterday. (昨日、車で山を通っていた時に、数匹のシカを見た!)

上の例文を見ての通り、基本的なsomeの意味は、不特定の数を述べるときに使われることが多いです。

some、を使った文ではシカの正確な数が分からなかった場合、もしくはシカの数はそこまで重要じゃないということが文脈から推測できます。

基本的に、someは肯定文で使われることが多いです。

例文:

  • I got some nice presents for Christmas this year. (今年のクリスマスに素敵なプレゼントを貰ったよ!) この場合のsomeは日本語で訳さないほうがしっくりくるね。
  • This job is going to take some time. (この仕事には少し時間がかかる。) このsomeは時間だから、いくつかよりも「少し」と訳したほうがしっくりくるね!
  • There are some large black birds on the roof of the church. (教会の屋根には、いくつかの大きな黒い鳥がいます。)このsomeは基本通りの「いくつか」の表現だね。
  • You have some butter on your chin. (あごにバターついてるよ!) このsomeの場合は、訳さないほうがしっくりくるね。
  • I’m sure I’ll return to Japan some day.(いつか、日本に帰ります!)some dayで「いつか」って表現だね。

どんな事にも例外があるように、someの使い方のルールにも例外があります。

疑問で使う場合の some:

  • Would you like some more tea?(お茶もうちょっといかが?)
  • Could I have some milk, please?(ミルク少しくれる?)
  • Do you want something to eat?(何か食べ物ほしい?)

何かを提供したり、要求する場合はanyではなくsomeを使いましょう。

3.Any

someと違って、any、は基本的に否定分もしくは疑問文で使われることが多いです。意味はsomeと同じで「いくつか」などがあります。他にも、「どの」「どれでも」「ひとつでも」「ひとつも~ない」などの意味が文脈によってつくことがあるので、和訳しようとせずにニュアンスをつかみ取る練習をしましょう。

例文:

  • I didn’t get any nice presents for Christmas this year.(私は今年のクリス間に素敵なプレゼント貰えませんでした。)not ~ any ~でひとつも~ない、って表現だね。一個もプレゼントを貰えなかったよ~ってニュアンスのanyだね。
  • I don’t need any help.(助けは必要ない!)どんな助けもいらないよ!って強い意志が見える文だね。
  • Do you have any brothers or sisters?(兄弟や姉妹いますか?)何人かいますか?ってニュアンスのanyだね。
  • Did you catch any fish?(魚を捕まえましたか?)一匹でも釣れた?ってニュアンスのanyだね。

上の文を見ての通りに、anyを和訳する場合は正確にanyの意味を訳さないほうが切れかもしれないね。大切なことは文ごとにanyのニュアンスを掴むことです。

anyの使い方の例外:肯定文で使う場合

  • You can come and ask for my help any time.(いつでも来て、聞いていいよ!)
  • Which book shall I read? – Any one. It’s up to you.(どの本読もうか?どれでも。決めて~)
  • You can sit anywhere but here. (ここ以外どこでも座っていいよ)

「どっちでもいいよ」とか「なんでもいいよ」ってニュアンスの場合のanyは肯定文でも使えるので要注意です!

4.まとめ

過去に作成した、「英語力の向上」シリーズをまとめました。

一段階上の英語を学びたい人は要チェックです!

  1. 【英語力の向上】another, others, the other, the others, の違いとは?
  2. 【英語力の向上】agree with, agree to and agree on の違いとは?
  3. 【英語力の向上】FurtherとFarther ~ニュアンス・意味の違いとは?~
  4. 【英語力の向上】so as to, in order to, to do、違いとは?~するために~
  5. 【英語力の向上】At と In の違いとは?
  6. 【英語力の向上】say, tell, speak, talk、の違いとは?~使い方を知ろう~
  7. 【英語力の向上】some と any の違いとは?
  8. 【英語力の向上】Nobody, No one, None, の違いとは?
  9. 【英語力の向上】So と Such って何が違うの?~使い方と違いを解説~

Reference

Shoebottom, P. (n.d.). Some/any. Retrieved from http://esl.fis.edu/grammar/rules/some.htm.

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