【早期教育】言語発達と英語力の関連性を調べてみた

読解力を鍛えよう!

子供たちの言語力と第2言語習得に関する関係性の論文をまとめました。

英語が得意じゃない生徒の多くは、日本語能力もしくは言語力の発達が周りと比べて遅い傾向にあると参考にした文献は述べています。

子供たちの言語力に関しての前提知識:

  • 子供達それぞれ異なる速度言語力は発達します。
  • 小学校入学段階での言語力は後の学業面での成績を左右するのも事実です。
  • 言語力の問題の原因は聴覚障害や発達障害が原因のこともありますが、言語に関しての学べる環境が整っていない要因も確認されています。

英語学習におすすめの記事:【読解力を身に着けろ!】英語の前に日本語を学ぶ~言語力の大切さ~

目次

1.言語の能力に問題があると、言葉の理解や文章力に影響を及ぼします。

発達障害などによる言語の遅れは、 secondary language delayと呼ばれます。その他の、言語能力からく言語の遅れはprimary language delayと呼ばれています。

最初に述べたように、言語の発達には個人差があります。言語力がない子供に関しても、これから身に付く可能性はゼロではないです。したがって、発達に問題がある場合とただ単に周りよりもスピードが遅い場合かどうかの区別はとても難しいものがあります。

小学校の入学時に言語の遅れがあると確認された子供たちの70%は、後の生活を通して改善がみられています。

同様に、英語を第2言語として習得しようとしてる子供達には、特にこの言語の遅れの特徴が顕著に見受けられます。しかし、第一言語の発達が良い場合においては、第二言語の遅れもしっかり取り戻せると研究データには出ています。

言語の遅れの改善は、遅れの原因と受けられるサポートの種類にかかっています。

DLD (Divelopmental language disorder) は3歳~4歳ごろに診断されます。これらの子供たちは文章力や話し言葉の理解、語彙力、そして簡単なお話を伝える能力に問題があるケースが多いです。

DLDの子供達には長期的なサポートが必要であり、彼ら専用の特別なプログラムや言語学習の環境を整えてあげる必要があります。

2.周りが出来る事とは?

言語の遅れを取り戻す為には言葉や会話に溢れた環境に子供を置くことがベストな解決策のようです。特に語彙力に関しては、新しい言葉に触れない限り語彙力は豊かになりえません。常に新しい言葉に触れられる環境(本や映画)などがまわりにあると良いですね。

昔から言われていますが、やはり読み聞かせや一緒に読書をすることは子供の言語能力の発達においてはとても大切な事です。同じ本を繰り返し読み聞かせることも、内容理解の能力を鍛えるうえでは必要な事です。

子供に話しかけるときには言葉をシンプルにしがちですが、複雑な言葉や難しい言葉を使ってあげることで子供たちの言語能力の改善に繋がりますね。

文章を作れるまでの年になったら、言葉をに反応できる時間を作ってあげることが大切になります。子供が何かを話すとき、子供に話しかけて反応を待つときにはじっくり待ちましょう。言葉を伝える練習を邪魔してはいけません。

これは会話の中での文章の構成する能力を鍛える練習に繋がります。これが短文で終わる会話ではなく、文章の構成を複雑にできるほど後の言語能力の発達にプラスに寄与するでしょう。

多くの英語が苦手な子供たちは日本語の能力も乏しい傾向にあります。研究結果にあるように、第2言語の習得が遅い生徒でも、第1言語の土台さえしっかりできてればある程度の勉強で第2言語の習得をすることが可能です。

英語を第2言語として習得したい場合には、まずは日本語の言語の基礎を鍛えることから始めるのが一番の近道かもしれませんね。

本の読み聞かせや様々な会話、複雑な文章の構成を通して子供たちは言語能力を発達させていくのです。

Reference:

Speech and language development in children (2017): https://www.nursinginpractice.com/speech-and-language-development-children

3.まとめ

世界の英語教育をまとめました!

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  3. 【学習指導要領】小学生の英語の学び方~2020年編~
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