日本の英語教育では「I am a boy.」や「This is a pen.」とかから学びますよね。
では世界の英語教育ではどんな単元から学ぶのでしょうか?海外の英語教育の基準を見てましょう!
今回はケンブリッジが出している下記の教科書を参考にして解説していきます。
1.日本の中学校の英語教育(単元別)
中学1年生で習う文法単元
- I am, You are
- This is, That is
- What is
- 形容詞、冠詞(a, an the)
- He is, She is
- 一般動詞
- 名詞の複数形
- We are, You are
- 代名詞
- 一般動詞(3人称)
- 命令文
- 時刻、曜日、日付
- 疑問詞
- 助動詞(can)
- 現在進行形
- 一般動詞の過去形
中学2年生で習う文法単元
- 一般動詞の過去形
- Be動詞の過去形
- 過去進行形
- 未来の文
- 助動詞(may, should, must, have to)
- There is/are
- 疑問文
- 代名詞
- 不定詞(名詞的用法、副詞的用法、形容詞的用法)
- 動名詞
- 文型
- 接続詞
- 比較
中学3年生で習う文法単元
- 受動態
- 現在完了
- 色々な不定詞
- 分詞
- 関係代名詞
- 間接疑問文
- 付加疑問文
2.海外で習う文法単元の順番
- 現在形(present): Be動詞、進行形、一般動詞、否定文、疑問文
- 過去形(past): Be動詞、一般動詞、否定文、疑問文、進行形
- 現在完了(present perfect)
- 受動態(passive)
- 動詞の活用形(verb forms): 規則・不規則動詞
- 未来形(future)
- 助動詞・命令形(modals/imperative): might, can, could, must, should, have to…
- There is/are, it
- 助動詞(auxiliary verb): Be動詞、have, do, can, will, might, should…
- 疑問文(questions): 疑問詞、間接疑問文
- 間接話法(reported speech)
- 動名詞・不定詞
- 基本動詞:go to/on/-ing, get, do, make, have
- 代名詞(pronouns)
- 冠詞(article):a, an, the
- 限定詞(determiner):one, ones, some, any, not~any, no, none, evrey, all, little, few, much many…
- 形容詞・副詞・比較(adjective/adverb/comparative): old, nice, interesting, quickly, badly, suddenly, older, more expensive, not as~as, enough, too…
- 語順(word order)
- 接続詞・関係詞(conjunctions/relative clause): and, but, or, so, because, when, who, which, that
- 前置詞(preposition): at, on, in, from, to, until, since, for, before, after, during, while, next to, between, under, up, over, through, by, with, about…
- 句動詞(phrasal verb): go in, fall off, run away, put on
3.考察
この英語の教科書においては、主に時制を学んでから細かい所を学ぶイメージですね。最初の方に時制(現在形、現在完了、過去形)の主な使い方を学ぶ以外は日本の単元順と似たような気はしますね。日本では最初にアルファベットを学び、be動詞から始まります。
現在完了においては日本では中学3年生までは習いません。
この調査をする前は日本語の文法の語順は変えるべき、と考えていましたが海外の教科書と見比べて見るとそこまで差は無かったですね。
では問題が習う順番じゃないとすると、習う内容になってきます。
問題は例文にあると私は結論付けました。
日本の教科書は「I am Tom.」「This is a pen.」から学びますよね。こんな例文からです。
ですが、海外の教科書だ「The weather is nice today.」「He is in bed.」とかかです。とても実践的です。be動詞の箇所だけが穴埋めになっているので、他の単語が分からなくてもうめられるようになっています。
そして、早い段階から色々な英単語に触れる事によって自ずとボキャの数も増えていきますね。このような実践的な英語の例文を早くから取り入れる事によって、日本の英語力は上がるのではないでしょうか。
使える英語、そして実践的な例文が大切かもしれませんね。文の中にある英単語が難しいかどうかは問題ではありません。なぜなら、英単語における”難しい”とは単純に見る頻度に依存するからです。
見たことが無い単語だから難しいと感じるだけです。英単語を見る頻度を上げさえすれば、難しいと感じなくなります。
したがって、例文を実践的にすることが英語力を伸ばすキーですね。
4.まとめ
世界の英語教育をまとめました!