不登校ってどの学年で多いの?
今回は、小学生、中学生、高校生の不登校の原因を調べていきます。
ちなみに私は中学1年生の時に不登校でした。
それでもアメリカ大学を卒業しています!
大丈夫。今は真っ暗でも、将来なんとかなります。
使う資料は主に、国の統計データや不登校に関する記事をもとにまとめてみました!
もっと不登校について知りたい方へ:【不登校の原因】いじめは原因じゃない。私の原因は”あれ”でした。
1. 統計データ
少子化と言われる中、不登校の数は年々上昇しています。
- 小学生 31,151人
- 中学生 103,247人
- 高校生 48,579人
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/10/1397646.htm
国の統計データによると、28年度の不登校の数は上記のようになっています。
データによると中学生の不登校が一番多いようです。
そんな私も、中学時代に不登校を経験したひとりです。
学年別で見ると下記のようになります。
1. 小学生
- 1年生 1,579 人
- 2年生 2,559 人
- 3年生 3,832 人
- 4年生 5,598 人
- 5年生 7,677 人
- 6年生 9,906 人
2. 中学生
- 1年生 26,360 人
- 2年生 37,304 人
- 3年生 39,583 人
3. 高校
- 1年生 12,280 人
- 2年生 10,752 人
- 3年生 7,678 人
縦で書いたので、数字の上下が見やすかったのではないでしょうか。
中学生までは、学年が上がるごとに不登校数は増えていきます。
しかし、高校に上がってからは、学年が上がるごとに不登校数は減っていきます。
理由は、学校に行かずに退学したり、就職をしたりするようになるからです。
不登校数は、中学3年生でマックスになっています。
ここから、不登校になった原因を統計データと共に見ていきましょう。
2. 主な原因
不登校になったきっかけは、不登校児童の数だけあると私は思っています。
なのでこのデータは参考程度に、覚えておく程度にします。
原因は大きく分けふたつです。
学校要因か家庭要因です。
下記のデータは、学年別の不登校の原因の割合です。
1. 学校要因
原因/学年 | 小学生 | 中学生 | 高校生 |
いじめ | 0.60% | 0.50% | 0.20% |
いじめを除く友人関係 | 18.40% | 27.20% | 15.30% |
教師との関係 | 4.10% | 2.30% | 1.10% |
勉強 | 13.70% | 21.40% | 18.10% |
進路 | 1.10% | 5.00% | 8.50% |
クラブ・部活動 | 0.30% | 2.90% | 1.80% |
学校のルール | 2.10% | 4.10% | 3.80% |
入学、転編入学、進級時の不適応 | 4.10% | 6.70% | 12.90% |
どの年代でも、不登校の一番の原因は、友人関係と勉強の問題のようです。
いじめが原因の不登校の割合は、私が思ったより低かったです。
調査によると年々いじめの件数は増えています。
平成29年度の「いじめの認知件数」 は 41万4378 件 です。
直近5年間でも、右肩上がりで増えています。
文部科学省は早期発見に躍起になっているので、年々認知件数が増えています。
しかし、おそらくいじめは昔から同じぐらいあったとは思います。
いじめと不登校の因果関係が見えてこないのは、本当にいじめが原因の不登校の数が少ない。
もしくは、学校側がいじめが原因だと認めてないのかのどちらかでしょう。
2. 家庭要因
原因/学年 | 小学生 | 中学生 | 高校生 |
家庭環境 | 52.10% | 28.90% | 14.90% |
小さい子になればなるほど、家庭環境の変化の影響が大きいようです。
データからわかる中学生の不登校の対応の仕方は、友人関係や勉強の心配をしてあげることです。
そして、家庭環境に大きな変化もしくは悪い環境下に、中学生を置かないことが一番大事だと分かります。
3. まとめ
今回のデータでは、不登校数が一番多いのは中学3年生でした。
そのきっかけになるのは、人間関係と勉強の問題でした。
そして、学年が低くなれればなるほど、家庭環境の影響が大きくなります。
不登校への対応としてはこういった点に注意をして、子供たちに接してあげるのが良いでしょう。
しかし、原因は人それぞれなので、しっかりお話を聞いてあげてください。
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