【学習障害について考える】勉強のスピードが違う事への理解を

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不登校支援と教育

学習障害とは何でしょうか?

学校の先生たちは、学習障害がある子どもと、そうでない子どもの区別は付くのでしょうか?むしろ、区別はするべきなのか、一緒のペースで教えた方が良いのか?

今回は私が日頃疑問に思っていたことを調べて、まとめてみました。

学習障害への理解を深めたい人の為に書きました。

海外のADHDについてはこちらへ:【英語で学ぶADHD】海外の対応について解説

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1.そもそも学習障害とは(NCNP病院によると)

学傷害の定義はあやふやに説明してはいけないと感じたので、専門の病院、NCNP病院の見解を参照させてもらいました。詳しい参照は本記事の最後にリンクを載せています。

”学習障害とは、知的な遅れや視聴覚の障害がなく、教育環境も整っておりまた本人の努力にも問題がないにもかかわらず、「読み書き」や「計算」など特定の領域で学習の遅れがみられる状態を指します。また、文部科学省の定義では、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態とされています。
学習障害のうち、最も知られており、研究が進んでいるのが「特異的読字障害」です。文字の読みの障害があると結果的に書字の障害も呈するため、読字障害イコール読み書き障害と表現されるため「発達性読み書き障害」とも称されます。読み書き障害の背景には、表記された文字を対応する音に置き換えることができないといった音韻化の障害があります。そのため、正確あるいは流暢な単語認識が困難である、文字記号の音声化が稚拙になるといった特徴がみられます。”

私自身、不登校の子ども達の勉強をサポートする仕事をしていると、上記の様ないわゆる「普通の勉強スピード」が通用しない子ども達とどう勉強に向き合うべきかを毎日考えています。(ここで言う「普通」とは世間一般的に学校で行われる勉強スピードの事を指し、決して学習障害がある人たちを「卑下」しているものではないことを補足しておきます。)

私は人それぞれ勉強のペースは違っても良いと考えています。したがって、不登校支援オンライン補習塾ではオンラインでの個別指導を採用しています。時間や日時を自由に選択でき、個別で指導できるので、子ども達ひとりひとりに合わせて授業スタイルを変える事が出来る為です。

さて、私自身の話に逸れてしまったので、ここから本題の学習障害につて深堀していきたいと思います。

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2.学習障害の原因と考え方(LDA参照)

アメリカの団体、Learning Disabilities of Association of America(LDA)の内容を参考にしました。

学習障害の原因には遺伝的な物、もしくは脳の勉強や認知能力をつかさどる機能を変えてしまう神経生物学的な要素が考えられます。こられの要素が絡み合って、学習の基本的な能力の、読み書きや計算能力に影響が出てきます。

学習面だけでなく、タイムマネジメントの力、抽象的な説明、構成力、短期・長期記憶、そして集中力にまで影響を及ぼします。

LDAによると、学習障害はその子どもの勉強面だけでなく、家族や友達、職場での関係性までに影響があります。これをまずは理解することが大切だと説いています。

ほとんどの学習障害は学校教育に入った段階で発見されます。これは読み書きや計算能力の影響が顕著に表れるからです。ですが、多くの場合はこの段階では学習障害だと診断されている人は少ないです。大学や職場に入って初めて多くのケースで正式に診断されています。

他のケースにおいては、自分に学習障害があることを自覚せずに、一生を過ごしてしまうことも少なく無いようです。なぜか勉強が上手くいかない。人付き合いが苦手。これらに疑問を持ちながらも、理由が分からないままだと落ち着かないですね。

よく勘違いされるのが、学習障害を「学習問題 (Learning problems)」と混同されることです。「学習問題」とは、視覚、聴覚、知的に難があり、感情のコントロールや文化的・経済的にディスアドバンテージがある状態の事を指します。

一般的に、学習障害の人たちの知的な能力に問題はほとんどありません。それは一般的か平均以上とも言えます。はたから見ると完璧に見える人でも、実際は学習障害があります、と言うケースも少なくありません。しかし、学校の同年代の子ども達よりも、「期待された成果」を出せないことが多々あります。

学習障害は、「治せる」ものではありません。一生付き合わなければいけないものになるでしょう。ですが、正しい理解者とサポートがあれば学校、職場、そして人間関係の様々な場面で成功出来ます。

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3.学習障害の4の種類

  1. Dyscalculia(ディスカルキュリア・算数障害)
    1. 数や算数に対する学習障害
    2. 計算問題、数学の記号に対する困難、数字の記憶や数え方、時間を正確に伝えられないなどがあります。
  2. Dysgraphia(ディスグラフィア・書字障害)
    1. 字に関する学習障害
    2. 字を上手く構成できない、スペースの配分が分からない、漢字や英語のスペルを覚えられない、考える事と書くことを同時に出来ない、などがあります。
  3. Dyslexia(ディスレクシア・失読症)
    1. 読みに関する学習障害
    2. 言語能力の欠如、音読に難がある、記憶力や、話す能力にまで影響があります。
  4. Reading Comprehension Deficit(理解障害)
    1. 読んだ内容と聞いた内容を理解する事に関する学習障害
    2. 感情表現や話し言葉に影響が出ます。

Reference:

学習障害. (n.d.). Retrieved from https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease08.html#:~:text=学習障害とは、知,られる状態を指します。

Types of Learning Disabilities. (2020, March 29). Retrieved from https://ldaamerica.org/types-of-learning-disabilities/

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