日本では多くの子供達が不登校、多くの大人たちが引きこもりになっています。
なんでか不思議になりませんか?
もっと不登校について知りたい方へ:【統計データ】小6から中1で、不登校数は17000人増えます
1.なぜ多くの日本の子供たちが不登校になるのか?
現在の日本では毎年多くの子供たちが不登校になっています。
結論からです。
不登校の原因はひとつではありませんが、一番の原因は人間関係です。
- 多くの人に囲まれると不安になる
- 人と話せない
- 人の事を気にしすぎる
他の要因として、厳しすぎる校則も一因となっています。
例えば(女子の場合)、
- タイツの色
- 髪の色
- ヘアゴムの色
- 手首にヘアゴムを付けちゃいけない
日本では多くの学校で身だしなみに関する規則・校則がたくさんあります。
髪の色を黒に染めさせたり、寒い気候でもコートを許可しなかったり、下着の色まで指定する学校もあるそうです。これらの厳しいルールは1970年~1980年代に導入されました。1990年代には厳しい過ぎるルールの緩和の波がありましたが、未だにその慣習を変えられない学校は多々残っています。
2.日本の不登校
不登校=英語ではSchool refusal、school phobia, absenteeism, truancy, と呼ばれます。
不登校の原因は子供たちにあるのでしょうか?
学校のシステムにあるのでしょうか?
はたまた家庭環境・社会に問題があるのでしょうか?
日本の教育省によると不登校の定義は、30日以上欠席がある生徒のことだそうです。欠席理由に病気や経済上の理由は省きます。
日本では1992年まで不登校の事を「登校拒否」と呼んでいました。そして、これは精神的な病気だと捉えられていました。1997年ごろから今の不登校の概念が誕生しました。
今年の10月に日本政府から発表されたデータによると、小学校と中学校の不登校の数は163,528人達したとのことです(2018年)。これは2017年の144,031人よりも増えている結果になります。
日本でフリースクールの概念が動き出したのは1980年ごろでした。不登校の増加に伴い、自由をモットーに運営するフリースクールが日本でも増えています。
これらのフリースクールは現在の日本では義務教育の次なる選択肢として認可されています。1992年ごろは7,424校だったのが2017年には20,346校まで増えてきています。
学校からの退学や社会からのドロップアウトは、長期的にみると「ひきこもり」になる高いリスクが付きまといます。さらに悪い事は自殺に走るリスクです。2018年のデータによると子供たちが自分自身で命を絶ったケースが332件ありました。
これらのケースを少しでも少なくするために、不登校の子供達にはフリースクールなどの新たな選択肢を知ってもらう必要があります。
多くのフリースクールはとてもカジュアルでアットホームな雰囲気です。
今いる環境・社会・学校だけが自分の全てじゃないと教えることが、これからの大人の役目ではないでしょうか。
Reference
Why so many Japanese children refuse to go to school (2019) BBC: https://www.bbc.com/news/world-asia-50693777
3.まとめ
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