アメリカで学んでいると気づきます。自分の質問力のなさが。
「質問ありませんか?」これを聞かれるといつもあたまをフル回転するのですが、何も思いつきません。まわりのアメリカ人とか他の留学生の人たちは小さなことでもバンバン質問します。
しかし、私はこんなこと聞いていいのかな?とか、これは常識だから聞かなくてもいいや。と思ってしまいます。
そんな、質問を考えることが苦手な人におすすめなのが、天才を多く輩出しているユダヤ人によるユダヤ式の勉強法、「ハブルータ」です。
考える力、質問する力を身に着けることが出来ます!
英語で書かれたハブルータの記事を基に解説していきます。
1.ハブルータとは?
天才を多く輩出しているユダヤ人の勉強法、「ハブルータ」をご存じですか?
ハブルータ勉強法とは、生徒が生徒に教えあう勉強法です。
人は誰かに教えることで自分への理解を深めることが出来ます。
ハブルータはユダヤ人教育の核となっている勉強法であり、とても効率が良い勉強法だと科学的にも証明されています。
現在の教育システムでは受動的な教育がメインで、学生自身がメタ思考で「WHY?」を考えることが非常に少ないです。ハブルータでは常にWHY?を考え、それを誰かと共有して一緒に解決策を考えることが出来ます。
疑問を考えて、質問する大事さをユダヤ人は説いているわけです。
今の日本式の教育では、詰込み型なので応用が利きません。自ら疑問を持ち、解決する能力が身に付かないのです。
chavruta(ハブルータ)のいいところは、疑問の解答はパートナーによって異なるということです。人それぞれ考えていることが違うことをまず理解をし、それでも異なる意見を聞く大切さを学ぶことが出来るのです。
この勉強法は、繰り返しになりますが ’Iron sharpens iron.’ なのです。つまりは、一方だけではなく、相互的に知識を高めあい、お互いを鋭く鍛えあえるのです。
自分の疑問や考え方を人に話すことによって、さらに自分の知識を磨けます。それは、受動的に学ぶ現代の学校での勉強よりも何倍も効率が良いです。
2.ハブルータの始め方
ハブルータをするために必要なスキル、経験、資格はなにもありません。ハードルが高いとは思わないでください。誰でも、いつでも、どこでも、出来る勉強法です。
ハブルータはパートナー同士の強みと弱みが掛け合わさることで本来の効果を発揮します。誰かと議論するのは自分には出来ないと思わないでください。誰しもがあなたの基本的な質問を必要としています。あなたの最初の質問があることによって、やっと勉強が始まるのです。最初の質問を恐れないでください。
パートナー選びに時間をかける必要もありません。いやであればいつでも変えればいいのです。必要な事は今すぐにでも、誰かを見つけて自分の意見を話してみることです。
一つだけ重要な事は、会う時間と場所を決めておくことです。定期的にハブルータを出来るように、場所と時間を予めパートナーと共有しておきましょう。
3.不登校だからこそハブルータ
ハブルータは誰にでも使える勉強法ですが、私は不登校の子供たちにこそおすすめの勉強の仕方だと思っています。
パートナーに関しては、親、兄弟、先生、保健室の先生、ネットの相手だれでもいいのです。要は誰かと話をする環境を勉強を通して作り上げることが重要なのです。不登校になってしまうと必然的にひととの会話が減り、勉強やコミュニケーションが疎かになります。
しかし、ハブルータさえしていれば会話かならずパートナーと行いますし、思考力や質問力を養うのにも効果的です。気に入らないパートナーであれば、変更すればいいのです。不登校の子供が気に入るパートナーと出会えた際には、勉強の効率や人生に対する満足度を格段に上げることが出来るでしょう。
ぜひ、一度試してみてください。
4.まとめ
世界の英語教育をまとめました!
- 【英語教育】解説!中国の英語教育の実態。日本とどう違う?
- 【学習指導要領】小学生の英語の学び方~2020年編~
- 【だからダメなのか。】日本の英語教育の真実を調べてみた
- 【海外の英語教育】世界の英文法を教える順番~This is a pen.~
- 【国語力の根源】子どもの言語発達と英語力
- 【教育】英語学習においての反転授業のここがすごい!
Reference