宿題代行は学習の助けになる?支援との違いと先生への相談方法

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宿題が多く、終わらせることだけが目的になってしまう。そんな負担を感じたとき、課題そのものを見直せないかと私は考えます。ただ、本人の理解を助ける支援と、他人が完成させたものを本人の成果として提出することは分けて考える必要があります。

目次

1.宿題代行と、学習を手伝うことの違い

ここでいう宿題代行は、ドリルの解答や作文などの課題を本人の代わりに作成することです。家庭教師や保護者が説明し、本人が考えて取り組む支援とは、学習者の役割が異なります。

場面理解を助ける支援の例代わりに完成させる例
算数のドリル似た問題の解き方を説明し、本人が課題を解く。本人が解かず、他人が解答欄を埋める。
読書感想文印象に残った場面を質問し、本人が考えを言葉にする。他人が書いた文章を本人の作品として出す。
自由研究道具の安全な使い方を教え、本人が観察・記録する。本人がしていない実験の記録や考察を作る。

どこまで助けを受けてよいかは、課題の目的や学校のルールで変わります。「手伝ってもらったと宣言すれば、どんな代行でも問題ない」とは言えません。支援が必要なときは、提出前に先生と方法を相談しましょう。

2.提出できることと、学べたことは別

完成品ができても、本人が内容を理解したとは限りません。先生がつまずきを把握しにくくなり、次の学習に必要な説明を受ける機会を逃すことも考えられます。代行すれば成績や内申点が上がる、と期待する根拠にはなりません。

また、サービスの料金は課題の内容や条件によって異なります。この記事では、確認できない金額を相場として示したり、代行業者を推奨したりはしません。まず、量・難しさ・期限のどこが負担なのかを整理する方が、学習の相談につながります。

3.宿題の効果は、量だけでは判断できない

英国のEducation Endowment Foundation(EEF)の研究レビューは、宿題に平均的な学習上の効果を認める一方、根拠の確かさには限界があるとしています。小学校より中等教育で効果が大きい傾向があり、授業とのつながり、課題の質、取り組みへのフィードバックが重要な要素として挙げられています。

出典:EEF:Teaching and Learning Toolkit・Homework(2021年更新の研究レビュー)

このレビューから、日本のすべての宿題が有効だとは言えません。一方で、「自分から希望しなかった宿題には一切意味がない」「自主的なら必ず効果が大きい」と決めつけることもできません。私は、何を練習する課題なのか、取り組んだ後に何を確かめられるのかを重視したいと考えます。

4.終わらないときに、先生と相談する方法

以下は相談の準備例です。全部を終えてから相談する必要はありません。かかった時間、分かった部分、止まった問題が伝わると、具体的な調整を相談しやすくなります。

負担になっていること相談の例
量が多い「30分でここまで進みました。優先して取り組む問題を相談できますか。」
解き方が分からない「この例題までは分かりますが、次の式を作れません。考え方を教えてください。」
書く作業が難しい「内容は説明できますが、書くことに時間がかかります。提出方法を相談できますか。」
ほかの予定と重なる「この期間は取り組める時間が限られます。期限や分量を相談できますか。」

調整してもらった課題は、本人が取り組み、分からなかった点を残して提出する方法もあります。答え合わせの後は、間違えた理由を1つ説明するなど、提出で終わらない小さな復習を試してみてください。これは進め方の提案で、学校ごとの扱いは先生に確認しましょう。

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