【英語の学習指導要領】小学生の英語の学び方~2020年編~

それでいいの?日本の英語学習。

2020年から小学生の英語教科がまた変わりますね。

あなたは英語科目がどうかわるのかもうご存知ですか?

今回はそんな方々の為に、英語がどのように小学校で教えられるのかを紹介します。

もっと教育に興味にある方へ:【だからダメなのか。】日本の英語教育の真実を調べてみた

目次

1.英語科目の指導案

国が出した、研修ガイドには分刻みでの指導案が出せれています。
今回はそれを基に、アメリカ大学を卒業した私の経験と照らし合わせて紹介していきます。

まずは、一回の授業での目標があります。

  1. 多様な考え方があることに気づく事
  2. 色やスポーツの言い方になれる事
  3. 好きなもの表す表現を知る事

これらの三つの目標を達成するために、指導案が組まれています。
個人的には、これを日本語の授業でもやってほしい。

英語で出来るようになれるのであれば、それにこしたことは無いですが、1番と3番に関してはまずは日本語で言える雰囲気と、考え方を学ぶべきです。

私が学生の頃はちょっと英語の発音をよく言っただけで、バカにされる雰囲気がクラスにありました。

この日本独特の「人と違う事はバカにされる」という価値観は、小学生の段階で排除するべきものだと思います。

みんな違ってみんないい。

これを目指すべきだと思います。

余談が長くなってしまいました。。。

すみません。

ここからは分刻みのタイムスケジュール書いていきます。
指導案は全部で4つあります。1クラス45分です。

1.指導案①

色編

  • 2分:挨拶をする
  • 3分:Hello Song (歌)
  • 10分:Activity(絵を書いたり、クイズをしたり、色に慣れる)
  • 5分:Watch and Think(映像を見て多様な考え方に触れる)
  • 5分:カードを使った色あてゲーム
  • 5分:好きな色を言い合う
  • 4分:Listen(色を聞く)
  • 4分:Chant(色をリズムに合わせ言う)
  • 5分:振り返りカードを記入
  • 2分:Goodbye Song(歌)

2.指導案②

スポーツ編

  • 2分:挨拶
  • 3分:Hello Song(歌)
  • 6分:カラー・タッチ・ゲーム(周囲にある色をタッチする)
  • 6分:好きな色と嫌いな色を知る(Dont like / like)
  • 6分:Listen(好きなスポーツと嫌いなスポーツを聞く)
  • 6分:Who am I?(ヒントを聞いて誰かを当てる)
  • 3分:Chant(歌)
  • 6分:カード・デスティニー・ゲーム(カードを引いて英語で答える)
  • 5分:振り返りカードの記入
  • 2分:Goodbye Song(歌)

3.指導案③

相手に配慮する表現

とても日本的な授業ですね 笑

  • 2分:挨拶
  • 3分:Hello Song(歌)
  • 7分:Listen (会話を聞いて好みを調べる)
  • 7分:Watch and Think(動画を見て好き嫌いを見分ける)
  • 10分:〇×クイズ(クラスで好き嫌いを尋ねる)
  • 2分:Chant(歌)
  • 7分:Play(ペアになってインタビュータイム)
  • 5分:振り返りカード
  • 2分:Goodbye Song

4.指導案④

相手に伝わるように工夫して自分の好みを紹介する

  • 2分:挨拶
  • 3分:Hello Song
  • 2分:Chant
  • 8分:Activity
  • 23分:自分の好みを伝える自己紹介
  • 5分:振り返りカード
  • 2分:Goodbye Song

国が発表をした4つの指導案です。
今後の小学校ではこのような授業が中心に行われるようです。

小さいころから英語をしゃべることをばかにしない雰囲気が出来れば最高ですね!

発音をばかにしたり、間違いを指摘したり、ばかにしたり、そんなものは英語の授業では不要なのです。

そもそも、どんな教科でも必要の無いことです。
恐れずに、挑戦し続けられるクラスの雰囲気が出来上がることを期待しています。

ちなみに英検2級を受けたい方は、この単語帳がおすすめ。文の中で単語を覚え、リスニングのCDで音と発音を覚えることが出来ます。使い方としては、CD(内容理解)→ 単語チェック → ディクテーション → 音読 この順番でやると視覚、聴覚、口と色々な感覚を使って勉強ができるので、効率が上がります。 

2.「主体的・対話的」の英語科目

英語科目は主体的・対話的なことが重要だと国の学習指導要領に書いてあります。

子どもたちが自分から学びたい!、知りたい!と促すのが先生のお仕事のようです。大変なタスクですね。

そもそも人から言われたところで、興味がなければ自発的になんかなれっこないです。

私は思うのです。英語に興味ない人には、違う事をやらせてあげるべきだと。

みんなが自発的に英語の授業を受けてもらえると思ったら大間違いです。

体育が得意な子は体育で自発的に頑張ればいい。美術が好きな子は、美術で積極的になればいい。

その1つの選択肢として英語があるのです。英語だからみんな積極的にならないといけないなんて、大人の傲慢です。

勿論語学を身につける為には積極性は必須です。自発的に発言をする事によって、語学は身につきます。

でも英語に興味ない子にはそれを求めちゃいけません。

みんながそれぞれ好きな分野で積極的になって、苦手な子をサポートできるクラスが1番だと思います。

そうなってくれることを、願っています。

3.まとめ

世界の英語教育をまとめました!

  1. 【英語教育】解説!中国の英語教育の実態。日本とどう違う?
  2. 【未来の教育】英語学習においての反転授業のここがすごい
  3. 【だからダメなのか。】日本の英語教育の真実を調べてみた
  4. 【海外の英語教育】世界の英文法を教える順番~This is a pen.~
  5. 【国語力の根源】子どもの言語発達と英語力

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