Harvard Medical SchoolのphD、ジュリアさんが執筆した記事を参考にしました。
アメリカでは新学期は9月からです。したがって、日本のように夏休み明けの学校への足取りは日本の子供たちのように重くなりがちです。そんな子供たちを英語では、School refusalと呼び、長期的な休みが続くことを今回の記事ではSchool avoidance、と呼んでいます。
1.What is School Refusal?(不登校とは?)
School refusal(不登校)は子供たちによって様々な形で表現されています。
例えば:
- 遅刻
- 早退
- 欠席
- 頭痛
- 疲れ
- 腹痛
これらの身体的症状や遅刻・早退が続いた時には、少し子供たちの心と身体のケアに時間をかけてあげましょう。早めの対処を怠ると、慢性的な休みが続き、ここでいうSchool avoidanceに繋がります。
学校からに行かないことで、短期的な気持ちの落ち着きと快楽が得られます。少し、欠席が長期的に続くとこんどは、学校への恐怖心がますます増え、戻ることが困難になります。学校への恐怖心だけではなく、社会や対人関係に奥手になる傾向があります。
学校に行かないことによって、学校由来の問題に対応する力を養う機会を得られず、同じ問題に直面した時にまた不登校になってしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。
こうしたスパイラルの入り口の多くが、夏休みや府休みなどの長期休暇明けが多いようです。長く休んでしまうと、普段の生活リズムが取り戻せずに、不登校への第一歩を知らずに踏み出してしまいます。
ではこの負のスパイラルにハマってしまったら、何をすればよいのでしょうか?
2.What can parents do to help stop the cycle of school refusal?(不登校の負のスパイラルを止めるために、親が出来る事とは?)
1.早期対策
不登校の原因・問題は雪だるま式に増えていきます。早期に対策をしないと、取り返しがつかなくなるでしょう。
子供たちの些細な問題でもいち早く察知をし、手を差し伸べてあげる必要があります。不自然な行動(遅刻、早退、欠席など)が2~3日続いたら声をかけてあげましょう。
2.悩みの特定
なぜ学校が嫌なのか、何が不安にさせるのか、各子供たちがなぜ学校に行きたがらないのかを聞き出しましょう。原因がひとつでも解明できればその後のサポートがスムーズに行えます。
3.コミュニケーションとコラボレーション
学校は不登校を脱却するためには重要すぎるパートナーです。学校のサービスは出来るだけ使って、カウンセラーなどと情報の共有をしましょう。親が一人で抱え込んでしまっては、サポートに限界があります。誰かと情報を求有することで新しい選択肢が増えるとともに、親御さんたちが問題を抱え込みすぎるのを防ぐことが出来ます。
Reference:
Burch, J. M. (2018, September 14). School refusal: When a child won’t go to school. Retrieved from https://www.health.harvard.edu/blog/school-refusal-when-a-child-wont-go-to-school-2018091814756.
3.まとめ
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