海外大学に行くときに、あなたの目的は何ですか?
その目的のために期間はどうしますか?
英語を学ぶためだけに留学をするのでしょうか。
今日はちょこっと留学について。私は高校を卒業してからアメリカの大学に進学し、2年制、4年制の大学を卒業した元留学生です。
アメリカに留学を考えている人に向けて日本人の学生について書きたいと思います。
1.目的
「英語を上達したかったら、日本人と絡まない方がいいよ」
留学を考えている人なら誰しもが言われた経験がある事だと思います。
ここで私が引っかかったのは、英語を学ぶためだけに留学をするのでしょうか。
1学期だけの短期留学の人は、Englishのクラスを取らなければいけない事が多いかと思いますが、取るクラスはそれだけではないはずです。
大学にいるのだからBiology, Chemistry, physics, といったscience系のクラスからphilosophy, history, economicsまで幅広くクラスを選べます。
さて、英語が出来る、出来ないは授業においては問題ではありません。何故なら、いくら単語を覚えていても、biologyなどの専門用語はわかるはずがありません。現地の人にとっても”new word”なのです。スタートラインはみんな一緒なのです。
私が言いたいことは、留学の目標を”英語の上達“に置くのではなく、単純に「アメリカで勉強を頑張る」にした方がもっと留学を楽しめると思います。
留学の目的は人それぞれで良いとは思います。
でも、私の個人的な経験から言うと、英語を学びに行くという目的はあまりお勧めしません。
英語を学ぶよりも、勉強したいものを勉強しに行く、これが大事だと思います。
英語なんて、その土地に住んで必死に授業に食らいついていくうちに、自然に身に付きます。
2.留学期間
短期、中期、長期、あなたならどのぐらいの期間留学しますか?
平成31年1月18日に発表された文部科学省の
「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等について 、によると…
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/__icsFiles/afieldfile/2019/01/18/1412692_1.pdf
2017年の留学生の数は約110,000人。
そのうち一か月未満の留学が約67,000人。留学生の61%の人が、超短期留学です。
半年以内の人が約22,000人。
半年から一年未満が約14,000人。
そして、一年以上が約14,000人。一年以上の留学をしているのは全体のたった13%だけみたいです。
この14000人の留学生からいったい何人の日本人が、海外大学に進学し、卒業までこぎ着けているのでしょうか。
詳しいデータはありません。しかし、多くはないはずです。
もし今、留学を考えているのなら、どのぐらい行きますか?
何年あれば、あなたの目的、目標は達成できますか?
アメリカ大学を卒業している私の個人的な意見から言いますと、ぜひ皆さんには1年以上は留学してほしいです。
ここからは私見なので、さらーと読み流して構いません。
3.1年以上留学した方がいい理由
まず第一に、短期留学、半年未満の学生の多くは観光気分です。
私の大学には、毎年日本から100名ほどの交換留学生が来ていました。
もちろんその中には真面目に授業に取り組んで、一生懸命に頑張っている学生もいました。
しかし、多くの日本人留学生はほとんど授業に行きません。プレゼンが恥ずかしいから、英語が喋れないから、こういった理由で授業をサボるのです。
留学期間が短くなればなるほど、学生のモチベーションの低さが顕著に表れる気がします。そして、日本人などでまわりがやる気がないと流されてしまいます。
反対に、4年制の大学に卒業目的で進学してくる生徒は、モチベーションが違います。毎日遅くまで、図書館にこもって勉強をし、つらい時はお互いに励ましあいながら卒業まで頑張っています。
もちろん期間関係なく頑張っている人はいっぱいましたよ。
それでも、今留学を考えているみんなには、是非とも長期で行って欲しい!
4.まとめ
国はどこでもいいと思う。自分の目標、やりたいことを見つけて海外でチャレンジしてほしい。
やりたいことがない子でも、外の世界に飛び込んでみてもいいかもよ。
合わなかった帰ってくればいいしね。
勇気をもってまず一歩。
皆さんの留学経験を聞けることを楽しみにしています!
これは私の個人的な思いなので何か気になる点がありましたら、コメントを頂けると嬉しいです。
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