英検の英作文が書ききれない。IELTSのライティングに時間が足りない。
そんな人たちに必見な英作文を書くコツを教えます。やることは一つ、簡単です。
結論:アウトラインを極めろ!
私は日本の英語教育でアウトラインの書き方を学んだ記憶がありません。今の子ども達は学校で学んでいるのでしょうか?
エッセイを書くときにアウトラインを欠かせないもので、これがあるのとないのとではエッセイの質もスピードも段違いです。今回はそんな学校では教えてくれないアウトラインの書き方を解説していきます。
1.アウトラインとは?
アウトライン、英語で outlineとは、作文の計画・概要の事です。
アウトラインでは、エッセイのトピックからどのような観点で論じるかをメモしていきます。このメモを基に作文を作っていくのです。この時点でパラグラフ(段落)などの分け方を決め、書き始めて気が付く矛盾点などを無くすように予め構成を組み立てておきます。
そして一番大事なことは、このアウトラインは必ず英語で書く!ということです。
日本語でメモを取ってしまうと、後で英語に直すのに時間を使ってしまいます。そして日本語で取ったメモを英語に直せないとなると、さらなる時間のロスになりますね。
最初から英語で書いておけば、使える英語しか出てきません。日本語から英語に訳すと言うステップを実際に書いている時に飛ばせるメリットがあるのです。
試してみると分かると思いますが、長いエッセイになればなるほどこのアウトラインの重要性に気が付くと思います。
これがあるだけでエッセイを書くスピードが極端に上昇しますよ!
2.実際にアウトラインを書いてみよう。
基本的なエッセイの書き方はこちらを参考にしてください:【Writing】英語のエッセイ、ライティングの本当の書き方
エッセイの基本は:
- 導入(Introduction)
- 本論(Body)
- 結論(Conclusion)
この3つです。アウトラインを作成する時にもこの3つの要素を意識して作っていきましょう。
第1ステップ:アイデア出し
まずは、お題に応える為のアイデアを箇条書きで出していきましょう。この際にはメモは日本語で取るのではなく、英単語を使いましょう。
導入にはまずは結論を述べます。YES/NO 問題であればどちらの方に付くかをまず考えて、その理由を本論に箇条書きにしていきます。そして、結論は導入の内容をパラフレイズ(書き換え)してOKです。
第2ステップ:段落構成を決める
アイデアが一通り出せたら、段落構成を決めていきます。
例えば、導入部分にもって来る結論の書き方や本論に持って来る理由と例の組み合わせなどです。
これらの構成と書き方をここで決めてしまえば、あとはこのアウトラインに沿ってエッセイを書くだけなので時間を大幅に削減できます。書きながら迷う必要が無いですからね!
3.アウトラインの注意点
アウトラインを作る際のコツは、いかにシンプルに理由と例を箇条書きに出来るかです。
英語のエッセイを書く際に理由が思い浮かばずに固まってしまう人が多くいます。なんでもいいのでとにかく何か理由をでっちあげましょう。嘘でも構いません。それが自分の本当の意見じゃなくてもいいのです。
会話でもそうですが、黙りこくってなにも意見を言わないことが英語の世界では一番ダメな行動です。分からないならわからない理由を探して、それを書けばいいし。
曖昧な結論にしたくなければ意見を振り切って、理由をでっちあげてしまえばいいのです。
とにかく自分の意見を表現するアウトプットの練習をしましょう。日本では人の意見をすぐ否定する人がいますが。海外ではまずは自分の意見を言わないと相手には伝わりません。
意見を持ってない人は危機感を持ってください。常に世の中の事に対して「WHY?」を忘れずに生きて見て下さい。そうすると自ずと自分の意見が出てきます。これをエッセイを書く際にも繰り返し行ってみてください。
お題に対して結論を考え、それに対してまた「WHY?」を自分に問いかけて見て下さい。その答えと理由がエッセイの本論に書ける内容になるはずです。
4.まとめ
英語ライティングに関する記事をまとめました。