関係代名詞と関係副詞の違いとは?
このふたつってややこしいですよね。何がどう違うのかが分からない。
今回はそんな英語学習者のみんなにふたつの違いを端的に説明していきます。
結論:
- 不完全な文(関係代名詞)vs完全な文(関係副詞)
不定詞が気になる人へ:【英語・不定詞】名詞的用法、副詞的用法、形容詞的用法
1.関係代名詞
関係代名詞とは何があるのか?
- who
- which
- that
- whose
- what(先行詞を含む)
whomは省きます。(日本ではまだテストに出されますが、海外ではwhomはもうほとんど使われません)
上記を関係代名詞と呼んでいますね。この関係代名詞の後に続く文は「不完全な文」と言います。
では不完全な文とは何でしょうか?
- 名詞を欠く文(英語の文型のいずれにもあてはまらない)
- 主語が無い文
- 目的語無い文
不完全な文を見極めるため出来ることは、「自問自答」です。
関係代名詞を見た時には必ず、「何が?」「何を?何に?」などの疑問を自分に問いかけてみましょう。この問いが当てはまる時が、文の何かが欠けているときです。
- 何が?=主語が欠けているときに当てはまる問い
- 何を?・何に?=目的語が欠けているときに当てはまる問い
これを長文を読んでいる間に出来ると、文の構造や文脈を理解しやすくなります。
さーここから一番ややこしいところです。
前置詞+関係代名詞:ルール
- 前置詞が前に来たら、関係代名詞は省略できない。
- 前置詞は文末に置いてもよい
- 前置詞+関係代名詞=関係副詞
ここで関係副詞が出てきました。関係副詞とはなんぞや?
2.関係副詞
関係副詞とは、関係副詞の後に完全な文を取ります。
- when
- how
- where
- why
これらの疑問詞は関係副詞と呼ばれますね。
関係副詞とは完全な文が来ますが、副詞が抜けています。副詞が抜けても完全な文と呼ぶのは、文型を理解している人ならば分かりますね!
- 副詞を欠く文
- 理由が無い文
- 場所が無い文
- 時間が無い文
副詞が欠けているかが分からないときは、「どうして?」「どこで?」「いつ?」のように自問自答してみてください。この解答が文から欠けているときが、副詞が抜けているときです。
- どうして?=理由を聞く問
- どこで?=場所を聞く問
- いつ?=時を聞く問
関係副詞を覚えるうえで重要なのは、「組み合わせ」です。
- 関係副詞:
- 前置詞+関係代名詞
- 先行詞を省略できる
- when: = 時を表す名詞 at/in which
- how: = the way in which, the way that
- where:= 場所を表す名詞 at/in which
- why: = the reason for which
前置詞には様々なものがありますので、遭遇するたびに理解していきましょう。そして、関係副詞は先行詞が無くても行き成り文の中に登場させることができます。
使いこなせると作文の幅が広がりますね!
3.まとめ
高校・中学英語の文法まとめました。
こちらも併せて確認してみましょう~