漢検の勉強しても漢字を書けない。頭に入ってこない人の為に勉強法・勉強の仕方を紹介します。
難易度、ボーダーラインや合格率なども解説します。
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1.漢検3級勉強法
勉強法を知りたい人の為に簡潔の結論だけ先に教えます。
- 読みを理解(音読み・訓読み)
- 漢字の意味を理解
- 部首の意味を知る
- 書きの練習
- 目をつぶって漢字を書けるようになるまで練習する
- 復習
この5段階のステップで漢字を覚えましょう。
漢字を書けない人の多くは、漢字を正しく読めていません。漢字を読めないということは意味も正しく理解できなということです。
まずは音読み・訓読みを両方理解するようにしましょう。それが分かったら漢字の意味を正しく頭に叩き込みましょう。暗記が嫌いであれば、自分でその漢字を使って文章を作ってみると、記憶に残りやすくなります。
文章を作るコツとしては、突拍子もない刺激的な文にすることです。自分だけが分かればいいので、印象に残るような文章を覚える漢字を使って作ってみましょう。
文章が面白ければ面白いほど記憶に定着します。
次に必要なのが、部首の理解です、ニンベン、サンズイ、ゴンベンなどそれぞれにある程度の意味のグループがあります。それを理解できると、初見の漢字でも意味を推測できるようになります。
ここまで出来て、初めて書きの練習です!
「何回書けばいいの?」
覚えるまでです!
回数は人それぞれ、自分が覚えられるのであれば1回で良いし、無理なら10回、20回と覚えるまで書きましょう。
漢字の書きを覚えるコツとしては、答えを見ずに書く練習をすることです。
頭の中で、もしくは目をつぶって書き順が出てくるか、練習問題をやってしっかり書けるかどうかで見極めましょう。
あとはこれを繰り返すだけ。
1回じゃ漢字は覚えられないので、復習を隙間時間に入れましょう。
英単語も同じ要領で覚えられます。
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2.漢検3級難易度
- 中学卒業程度
- 1600文字以上
- 合格率45.7%(平成30年度)
- 合格点7割程度(140点前後)
3.漢検3級配点
- 漢字の読み(30点)
- 漢字の書き取り(40点)
- 送り仮名(10点)
- 同音・同訓異字(30点)
- 対義語・類義語(20点)
- 熟語(30点)
- 熟語の構成(20点)
- 誤字訂正(10点)
- 部首・部首名(10点)
【漢字の読み・書き】合計(110点)
- 漢字の読み(30点)
- 漢字の書き取り(40点)
- 送り仮名(10点)
- 同音・同訓異字(30点)
【語句の意味】合計(70点)
- 対義語・類義語(20点)
- 熟語(30点)
- 熟語の構成(20点)
【その他】合計(20点)
- 誤字訂正(10点)
- 部首・部首名(10点)
配点を見ての通り、【漢字の読み・書き】は絶対に落とせないグループです。7割を取るためには、個々の分野を一番重点的に勉強する必要があります。基本的に漢字の読みは毎年多くの生徒が9割程度取っているので、ここが苦手な人は急務です。
合格だけしたいのであれば、配点から得意分野だけを集めて7割を超える勉強をすれば合格できます。
漢字を今後も使っていきたいのであれば、資格の勉強とは思わずに自分の今後の為だと思って、丁寧に各セクションごとに極めていきましょう。
対策テキスト