フィンランドの教育システムとココがすごい!【世界の教育を学ぶ】

フィンランドの教育システムがすごいのはよく聞きますよね。

ではフィンランドではどんな教育をしていて、何が実際にすごいのでしょうか?

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目次

1.幼児教育

フィンランドの幼児教育のキーワードは、「遊びを通して学ぶ」です。

フィンランドの子供たちは6歳になるまで学校に行く必要がありません。したがって、それまでの期間は親と子供たちと遊んだり、教えたり、絆を深めあう時間を十分に持つことが出来ます。もし、早くから幼児教育の学校に入れた場合は、ECECと呼ばれる少し早めに幼児教育を行えるプログラムに参加することが出来ます。

ECECでは、フィンランドの幼児教育のキーワードである「遊びを通して学ぶ」をモットーに作られており、バランスの良い成長を促進します。

プログラムに参加するために費用が勿論かかりますが、収入や子供の数によって費用は大きく免除されます。その結果3~5歳の子供たちの入学率が80%近くあります。

2.基礎教育

フィンランドの基礎教育には、小学校や中学校の括りがありません。そのかわりに、7歳になると9年間の学校に通くことになります。授業日数は1年間に190日です。ECECのプログラムでは決められたシステムだけではなく、現場の教員たちにカリキュラムの自由や状況によって授業を変えられる自由を与えています。

フィンランドの教育理念は、「人間性と社会的、倫理的責任のある子供達の成長を支援し、将来の生活に必要な知識とスキルを提供する」ということを目的として教育を行っています。この考え方が基礎となって、テスト形式や評価形式が決められています。

学校の独立性が強いと教育カリキュラムに疑問を抱く親が多いかと思われますが、フィンランドではほとんどそんなことは起こりません。フィンランドでは、教育の現場をとてもリスペクトしており、信頼しているからです。その理由のひとつに、ほとんどの先生が修士以上の学位を取得していることです。80%以上の先生がトレーニングシステムに参加も日ごろからしています。そうすることによって、フィンランドの先生の質と教育への信頼が保たれています。

自己評価と自己改善の大切さをフィンランドでは大切にしています。

3.後期中等教育

基礎教育課程を修了した子供たちはさらに先の進路を選ぶことが出来ます。後期中等教育は義務教育ではありませんが、フィンランドでは90%以上の学生が後期中等教育に進みます。フィンランドでは教育の行き止まりがないようにするために、残りの10%の子供たちがいつでも、後期中等教育に戻れる仕組みを整えています。

後期中等教育課程には大きく分けて2つの道に分かれています、

  1. 一般教養
  2. 職業訓練

これらの分野で分かれており、両方とも3年間の期間で卒業します。

一般教養課程では、学ぶ分野に自由度が高く、スケジュールも生徒にゆだねられています。3年間ここで修了すると、国の大学入学試験を受けることになります。この試験がフィンランド唯一の共通試験です。この試験のスコアが大学入学へ使われます。

職業訓練学校では、名前の通りもっと実務や仕事フォーカスした学校になります。学校の勉強だけではなく、弟子入りや見習いとして経験を積める環境がここにはあります。40%の学生が基礎教育の後に、この職業訓練学校に通っています。

4.高等教育

高等教育まで行くと学費の心配が大変ですよね。でも安心してください、基礎教育、後期中等教育と同様に高等教育もフィンランドでは無料です。フィンランドではみなさんご存じの通り、平等の教育機会が憲法で保障されていますので、学生が払うべきなのは、教科書、交通費、雑費だけなのです。奨学金の機会ももちろん提供されています。

フィンランドの高等教育、大学のシステムは2種類に分けられています。

  1. 一般的な大学
  2. 応用科学大学

一般的な大学は、科学的な研究にフォーカスしてるのに対して、応用科学大学は、実践的な科学の勉強をすることが出来ます。

これらの大学では基本的に4年間の期間で学士の学位を取得することが出来ます。その上の修士課程は5~6年かかるといわれています。

卒業後はここ能力やキャリアプランによって、高い能力の競争になります。
大人の教育は個々の経済力次第なので、一度社会に出るとレベルの高い必要があるのです。

5.まとめ

なぜ、フィンランドでは教育が有名で発展し続けるのでしょうか?

それは、すべての国民が教育が一番大事だという共通意識があるからです。

同じことを日本でやろうして、果たして上手くいくでしょうか?
日本の教育がやばい!、教育を変えないといけない。教育が大事だ!と思う日本人は果たしてどのぐらいいるのでしょうか?

 

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