不登校の原因と予兆の一覧を作成してみました。不登校の原因は様々だと言われいますが、海外の記事で述べられている主な理由と不登校になりかねない兆候をピックアップしてみました。
個人的に私の不登校の実体験も書きましたので、私の不登校の原因に興味ある方はこちらの記事も読んで見てください。
1.不登校の原因と予兆の一覧
不登校の原因一覧:
- 思春期の不安
 - イジメ
 - 友達の関係
 - 先生との関係
 - 家族の問題
 - 勉強の問題
 - 生徒間のセクハラ
 - 教師からのセクハラ
 - 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
 - 社交不安症(SAD)
 
不登校の兆候一覧:
- 登校拒否
 - 楽しかった活動に精が出なくなる
 - 人付き合いを避けるようになる
 - 睡眠不足
 - 日中の倦怠感
 - 食欲低下
 - 食生活の変化
 - 集中力散漫
 - 気分の波が激しくなる
 - 成績が悪くなる
 - 頻繁な頭痛や腹痛などの身体的苦痛
 - 不安になる物から逃げようとする
 
2.不登校の大きな要因「いじめ」
不登校の主な原因はイジメだと言われていますね。
アメリカでは、2015年の調査で12-18歳の21%の生徒が学校でイジメを受けていたと言われています。日本ではデータが異なるとは思いますが、少なからずイジメは存在しますよね。
イジメられている側からすると中々言い出せません。周りの「気づき」が大切になります。
イジメの種類:
- からかい
 - 侮辱
 - 噂話
 - 押される、小突かれる、転ばされる、唾を吐かれる
 - 仲間外れ
 - 恐喝
 - 強要
 - 器物破損
 
これらのイジメにより、アメリカでは毎年約160,000人の学生が学校を休んでいるというデータが出ています。
3.不登校の大きな要因「セクハラ」
最近は教師のセクハラや教育関係者の性的犯罪のニュースを毎日のように目にします。同じ教育者としてとてもやるせない思いです。
多くの10代の学生がセクハラ被害を受けています。これもアメリカのデータになるのですが、中学と高校の学生のうち48%が最低一度はパートナーなどからセクハラを受けたと言っています。
最近になって話題になってる「性的同意」ですが、海外ではたとえ彼氏、彼女の関係だとしても「性的同意」を取ることがスタンダートになっています。
日本でも、もっとこの考え方が広がってくれるといいですね。
しかしセクハラ被害の全貌を見る事はほとんど不可能です。被害者はその被害の悪質性から、被害を訴える事をためらってしまうため、実際のセクハラの被害者は男性・女性問わずにもっと多いはずです。
このような身体的にも、精神的にも深刻な被害を与える行為により不登校になってしまうケースも多々あります。
4.社交不安症(SAD)
社交不安症(Social Anxiety Disorder)略してSADと呼ばれる症状を持った10代の子ども達は、学校に行くことをとても困難な事だと感じる傾向があります。
SADとは:
- 社会的な場で、不安や心配でいっぱいいっぱいになってしまう人の事です。
 
SADを持った10代はとても恥ずかしがり屋で、他人からどう思われているかをとても気にしてしまうのです。従って、学校という人が集まる場ではSADの人はとても強い不安を感じてしまいます。
その結果、先生や友達の関係を出来るだけさけようとするのです。
SADの症状一覧:
- 吐き気
 - 汗
 - 震え
 - 顔の紅潮
 - グループ行動への恐怖
 
5.まとめ
今回はアメリカのデータを基に考察を作成したので、日本に全てが当てはまるとは思いません。しかし、ひとつのデータとして頭に入れといて、いざという時に対応できるように準備しておきましょう。