スマートフォンやパソコン、長時間の座り仕事など、現代の生活スタイルは私たちの体にさまざまな負担を与えています。
「ストレートネック」「スマホ首」「テックネック」、最近よく耳にするようになった言葉もあります。
今回は、現代の生活習慣と関係の深い不調や症状を 英語名と日本語名でまとめました。
海外の記事や健康情報を見るときにも役立つよう、できるだけ実際に使われる英語表現を中心に紹介します。
現代人に身近な不調・症状一覧
❏ Tech Neck(スマホ首・テックネック)
スマートフォンやタブレットなどを長時間見下ろすことで、首や肩に負担がかかる状態を表す一般的な表現です。Tech Neck や Text Neck という言い方があります。
Tech Neckは正式な病名というより、長時間の画面使用や前かがみの姿勢による首・肩などへの負担を説明する表現です。
例:I have neck pain from using my phone too much.
(スマートフォンを使いすぎて首が痛いです。)
❏ Straight Neck(ストレートネック)
首の本来のカーブが少なくなった状態を、日本では「ストレートネック」と呼ぶことがあります。
英語では Straight Neck と表現されることがありますが、姿勢について説明するときには Forward Head Posture(頭部前方位姿勢) などの表現も使われます。
例:Poor posture can affect your neck.
(悪い姿勢は首に影響することがあります。)
❏ Forward Head Posture(頭部前方位姿勢)
頭が本来の位置より前に出ている姿勢を指します。
スマートフォンやパソコンを長時間使用するときの姿勢と関連して語られることがあります。
例:I tend to have a forward head posture when I use my computer.
(パソコンを使うとき、頭が前に出た姿勢になりがちです。)
❏ Anterior Pelvic Tilt(骨盤前傾・反り腰)
骨盤が前方に傾いた状態を表す医学・解剖学的な表現です。
日本語の「反り腰」は、必ずしもこの状態だけを意味するわけではありませんが、英語で説明するときの関連表現として覚えておくと便利です。
例:Anterior pelvic tilt can affect your posture.
(骨盤前傾は姿勢に影響することがあります。)
❏ Digital Eye Strain(デジタル眼精疲労)
スマートフォン、パソコン、タブレットなどのデジタル画面を長時間見ることで生じる目の疲れや不快感などを指します。
Computer Vision Syndrome(コンピューター視覚症候群) と呼ばれることもあります。症状には目の疲れ、乾燥、かすみ、頭痛などがあります。
例:I get digital eye strain after working on my computer all day.
(一日中パソコンで仕事をすると、デジタル眼精疲労になります。)
❏ Dry Eye Disease(ドライアイ)
涙の量や質などの問題によって、目の乾燥や異物感、疲れなどが生じる状態です。
デジタル機器を長時間使用すると、まばたきが減ることなどから目の乾燥を感じることがあります。
例:My eyes feel dry after looking at a screen for a long time.
(長時間画面を見ていると目が乾きます。)
❏ Myopia(近視)
近くのものは見える一方、遠くのものが見えにくくなる屈折異常です。日本語では「近視」といいます。
スマートフォンなどのデジタル機器の使用と近視については研究が進められており、WHOもデジタル機器利用と近視を含む目の健康への影響について取り上げています。
例:I am nearsighted.
(私は近視です。)
❏ Sedentary Behavior(座りっぱなし・座位行動)
座ったり横になったりしたまま、身体活動が少ない状態を指します。デスクワーク、長時間のテレビ視聴、スマートフォンの使用など、現代の生活と深く関係しています。
例:I spend too much time sitting at my desk.
(私は机に座っている時間が長すぎます。)
❏ Computer-Related Musculoskeletal Disorders(コンピューター関連筋骨格系障害)
パソコン作業などによって、首、肩、背中、腕、手などに痛みや負担が生じる状態をまとめて表す言葉です。長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けることなどが関係します。
例:My shoulders hurt after working at a computer all day.
(一日中パソコンで仕事をすると肩が痛くなります。)
❏ Mouse-Related Hand Pain(マウス操作による手の痛み)
長時間のマウス操作などによって、手や手首、指などに痛みや負担を感じることがあります。これは特定の病名というより、コンピューター作業に関連する症状を説明する表現です。
例:My wrist hurts from using a mouse.
(マウスを使っていて手首が痛いです。)
❏ Text Thumb(スマホ指・親指の痛み)
スマートフォンでの入力やスクロールなど、親指を繰り返し使うことによる痛みや負担を指すカジュアルな表現です。
正式な病名というより、日常的な説明として使われます。
例:My thumb hurts from texting.
(スマホで文字を打ちすぎて親指が痛いです。)
❏ Sleep Deprivation(睡眠不足)
十分な睡眠を取れていない状態を表します。
スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を夜遅くまで使用する生活とも関連して語られることがあります。
例:I’m suffering from sleep deprivation.
(睡眠不足に悩んでいます。)
❏ Screen Fatigue(スクリーン疲れ)
パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見ることで感じる疲労を表す比較的わかりやすい表現です。
目だけでなく、頭や首、肩などの疲れを含めて使われることがあります。
例:I need a break from the screen.
(画面を見るのを少し休みたいです。)
❏ Zoom Fatigue(Zoom疲れ・オンライン会議疲れ)
オンライン会議などのビデオ通話を長時間続けることで感じる疲労を表す言葉です。
Zoomというサービス名が一般名詞のように使われていますが、現在ではオンライン会議全般の疲れを指して使われることもあります。
例:I’m experiencing Zoom fatigue.
(オンライン会議で疲れています。)
❏ Social Media Fatigue(SNS疲れ)
SNSを頻繁にチェックしたり、大量の情報や通知に触れたりすることで感じる精神的な疲労を表します。
例:I need a break from social media.
(SNSから少し離れたいです。)
❏ Information Overload(情報過多)
大量の情報を受け取りすぎて、処理しきれなくなっている状態を表します。スマートフォンやSNSによって、以前よりも大量の情報に触れる機会が増えています。
例:I feel overwhelmed by information.
(情報が多すぎて圧倒されています。)
❏ Burnout(燃え尽き症候群)
仕事などによる慢性的なストレスが続き、心身が消耗した状態を表す言葉です。
WHOはバーンアウトを、職業上の現象としてICD-11に位置づけています。また、長時間のテレワークなどに関連して、バーンアウトや目の疲れ、長時間の座位などが健康上の問題になり得るとしています。
例:I’m experiencing burnout from work.
(仕事で燃え尽きてしまっています。)
「現代病」と呼ばれていても、正式な病名とは限らない
ここで紹介した言葉の中には、医学的な正式病名ではなく、特定の生活習慣や姿勢による状態をわかりやすく表した言葉もあります。特に、Tech Neck, Text Neck, Straight Neck, Screen Fatigue, Zoom Fatigue, Text Thumb などは、日常会話や健康記事などで見かける表現として覚えておくとよいでしょう。
一方、Myopia(近視)、Dry Eye Disease(ドライアイ)、Digital Eye Strain(デジタル眼精疲労)などは、医学領域でも使われる用語です。