SDGsの第5の目標であるジェンダーと女性に関する問題の解説を簡単にしてみました。
目次
SDGs目標5概要の再確認
コロナの影響により、例のごとく目標の5の達成も難しくなっています。さらには女性と少女に対する暴力も激化し、近年減少している児童婚も増加すると予想されています。多くの女性はこのコロナの状況下において最前線で重要な役割を果たしています。しかしながら、未だに重要な役割を担う女性のリーダーは少ないのが現状です。
約90%以上の国と地位がジェンダーによる雇用の差別を禁止していたのにも関わらず、その約半数の国が未だに女性が特定の仕事や産業で働くことに対して何らかの制限を講じていました。そして、1/4の国と地位では、女性に対して男性と同様の結婚と離婚の権利を与えていません。
2000年から2018年までの調査によると、約3人に1人の女性(7億3600万人)が15歳から人生を通して何らかの形で身体的な暴力、もしくは性的な暴力を受けていたことが分かっています。これは夫、近しいパートナー、パートナーじゃない人からの暴力です。この数十年間のこの数は大きく減少していません。過去数十年間を見てみると児童婚の数は著しく減少しています。コロナの影響により、この減少も鈍化すると言われています。今後数十年間で最大1千万人の子ども達が児童婚のリスクに晒されると考えられています。
SDGs目標5を再確認
目標5 | 全てのジェンダーに平等な機会と全ての女性が活躍できるように! |
5.1 | 世界の全ての女性に対するあらゆる差別を無くす! |
5.2 | セクハラやストーカーなどの女性に対するあらゆる形の暴力を根絶する |
5.3 | 子どもに対するあらゆる害のある慣習を無くす。強制結婚や女性性器切除など。 |
5.4 | 家事や無給で行われてる公共サービスに対する理解を深め、評価すること。そして、家事の分担を適切に行う事。 |
5.5 | 政治、経済、公共生活の場において、女性が平等に活躍できる機会を確保する事 |
5.6 | 全ての人たちに対して、性と生殖の権利を確保する事 |