【SDGs】第3の目標:全ての人に健康と福祉の確保を促進する

SDGsの第3の目標を改めて解説してみました。

今までの貧困、食糧問題に加えて今回は健康と福祉がテーマです。

目次

SDGs目標3概要の再確認

2019年前、コロナの前では2030年までのSDGsの目標達成までのペースとはいかずとも確実に女性、子どもなどの健康問題は改善していました。しかし、コロナのパンデミックが起きてからこの改善速度は停滞、もしくは悪化してしまっています。この影響で大ダメージを受けているのがメンタル系、神経系、物質使用障害の為の医療です。

2014年から2018年のデータでは83%の出産がちゃんとしたスキルのあるプロのサポート付きでした。2007年から2013年の71%というデータと比べる12%も改善しています。

目標3の子どもの死亡率の減少と予防の分野ではうまく行っています。2019年では5歳以下の死亡率は1000人あたり38人でした。2000年の76人に比べたらだいぶ改善していますね。新生児の死亡率は1000人当たり30人から17人まで2000年から2019年で減少しています。コロナによる死亡率の影響はまださだかではありません。予測ではこの改善している流れを停滞させるか、より悪化するかもしれないそうです。

15歳から49歳までの女性の家族計画(family planning=避妊などの対策)などをしっかり持っている割合は77%(2015年~2021年)と停滞しています。サハラ以南のアフリカではたったの56%、オーストラリアとニュージーランドを除くオセアニア地域では52%としか行き届いていません。コロナの影響によりこの家族計画の対策を十分に持てている女性の割合は減少するかもしれません。

2019年1000万にの人々が結核を患っています。内56%が成人男性、32%が成人女性、12%が子ども達でした。結核の症状は2000年から2019年までの19年間で25%減少しています。減少はしていますが、SDGsが2030年までに目標としている数値に到達するまでには至りません。

メンタルヘルスの対策も考えないといけません。約700,000人の人たちが2019年に自殺で亡くなっています。2000年から2019年にかけて世界の自殺率は29%から13%まで減少しています。

SDGs目標3を再確認

目標3 全ての人に健康と福祉の確保を促進する。
3.1 2030年までに妊産婦死亡率を10万人あたり、70人未満に抑える
3.2 2030年までに5歳以下の子ども達の防げる死を防ぐ!新生児の死亡率を1000人あたり少なくても12人までに抑える努力を世界で目指す。
3.3 2030年までにエイズ、結核、マラリア、熱帯の病気、肝炎、水系感染症、その他の伝染病の流行を根絶させる。
3.4 2030年までに若年死亡率を3分1のまで削減する。伝染病以外からの病気を防ぎ、メンタルの健康と治療を行う!
3.5 麻薬、アルコールなどの治療と予防を強化する
3.7 2030年までに性と生殖に関する健康の世界的な確保。家族計画、情報、教育の拡充。
3.8 必要最低限の生活、安全で効果的な医療、ワクチンの接種などの経済的な保護の世界的な達成。
3.9 2030年までに有害な化学物質、空気、水、土壌などの汚染による死を削減する。

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