【クロノタイプ】午前中のテストは不公平だと判明!?

不登校支援と教育

今回は、クロノタイプについて紹介します。

メンタリストで有名なダイゴさんもご紹介していたあのクロノタイプです。

詳しいクロノタイプの説明は今回は少しにして、クロノタイプ学校の成績に着目した論文を紹介します。

テストの開始時間が、クロノタイプの違う生徒の成績に与える影響についての論文です。

それでは本題へ。

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1.大人と子供の”時間”の違い

まずは、少しだけ簡単にクロノタイプについて説明します。

クロノタイプとは人それぞれ遺伝子レベルで決められた、体内時計の事です。

人それぞれ異なります。

その中でも一般的に、青年期や子供の体内時計はゆっくり進む傾向にあります。

しかし、なぜか学校は朝早く始まります。 笑

したがって、朝早くから学校に行くことは、学生たちに慢性的な睡眠不足を引き起こすのです。そして、この体内時計と学校の時間のミスマッチが、慢性的な睡眠不足学業成績に悪い影響を引き起こします。

そして、今回の論文はそんな時間のミスマッチと学業成績の関連性を調べたものになります。

2.サンプル詳細

サンプル対象は741人のオランダの高校生、11~18歳。

彼らの成績4734個を集めて調査しました。

サンプルの生徒にはクロノタイプのテストも受けてもらいました。

3.調査結果

結果:クロノタイプが遅ければ遅い人ほど、成績が悪い。

それに加えて、平日の睡眠時間が7.03h未満の人は、成績が悪くなるという結果になりました。

調査はここでは終わりません!

ここからクロノタイプについて深堀していきます。

4.クロノタイプ別結果

全体的な結果としては、クロノタイプが夜型の人ほど成績が悪いとなりましたが、これはテストを受ける時間によって成績が左右されるという結果が出てきました。

例えば、朝方のクロノタイプの人は、統計学的にも高い成績を以下の時間で取りました。

テスト受講時間:(08:15-09:45) と (10:00-12:15)

この時間においては朝方のクロノタイプの人は、テストの成績は夜型の人より高いという結果が出ました。

(12:45-15:00) の時間帯においてはクロノタイプによる成績の変化は見られませんでした。

つまり、夜型のクロノタイプの人が早朝にテストを受けるのは、大きすぎるディスアドバンテージになっているのです。

したがって、全ての生徒を平等に評価するためには学校の始業時間を少し遅くしたり、影響の出ないお昼過ぎにテストをするべきなのです。

5.考察

睡眠不足かつ夜型の人は成績が悪いということが、今までのことからわかりました。朝の時間が8時始業と決まっていたら、夜型のクロノタイプが睡眠不足になるのは必然ですね。

しかし、ほとんどの学校では始業時間は、固定の8時30分が一般的ですよね。

人それぞれで自分にあった時間帯があるので、起きれない人は無理に早起きする必要はありません。

夜型のクロノタイプだと分かっている人は、可能であれば朝の時間を遅くすると効率があがりますよ。

論文の最後はこう締めくくられています、

” Therefore, as a first step, we suggest a shift of examination schedules to the early afternoon to at least secure equal examination conditions for all chronotypes. ”

最低でもテストの時間は、公平性を保つために影響の出にくい時間帯にシフトするべきだ。

Reference

van der Vinne, Vincent, et al. “Timing of Examinations Affects School Performance Differently in Early and Late Chronotypes.” Journal of Biological Rhythms, vol. 30, no. 1, Feb. 2015, pp. 53–60, doi:10.1177/0748730414564786.

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