イエス・キリストのたとえ話で覚える英単語 —— 放蕩息子のたとえ

イエス・キリストの「放蕩息子のたとえ(The Parable of the Prodigal Son)」は、新約聖書の中でも特によく知られているたとえ話の一つです。父親のもとを離れ、財産を使い果たしてしまった弟が、最後には父親のもとへ帰ります。父親はそんな息子を責めるのではなく、喜んで迎え入れます。
この記事では、「放蕩息子のたとえ」に登場する英単語や英語表現をまとめました。
英語の聖書を読んでみたい方や、キリスト教英語を学びたい方にもおすすめです。

目次

「放蕩息子のたとえ」とは?

ある父親に、二人の息子がいました。
弟は父親に、自分が受け取る財産を先に分けてほしいと頼みます。父親は財産を二人に分け、弟はそれを持って遠い国へ旅立ちます。しかし弟はそこで財産を使い果たし、食べるものにも困るようになります。やがて弟は自分の過ちに気づき、父親のもとへ帰ることを決意します。
父親は遠くから帰ってくる息子を見つけると、走り寄り、抱きしめて迎え入れます。そして息子の帰還を喜び、宴を開きます。

この物語では、罪・悔い改め・赦し・憐れみ・帰還などが重要なテーマとして描かれています。

放蕩息子のたとえで覚えたい英単語

英語 日本語
Father 父親
Son 息子
Younger Son 弟・年下の息子
Older Son 兄・年上の息子
Prodigal Son 放蕩息子
Lost Son 失われた息子
Estate 財産・遺産
Property 財産・所有物
Share 分け前
Wealth 富・財産
Distant Country 遠い国
Journey 旅・旅路
Squander 浪費する
Wild Living 放蕩・奔放な生活
Famine 飢饉
Need 困窮・必要
Hire 雇う
Servant 召使い・使用人
Pig
Field 畑・農場
Pod さや・豆のさや
Hunger 空腹・飢え
Come to One’s Senses 我に返る・正気に戻る
Sin
Worthy 価値のある・ふさわしい
Compassion 憐れみ・慈しみ
Forgive 許す
Celebrate 祝う
Feast 宴・祝宴
Robe 衣・上着
Ring 指輪
Sandals サンダル・履物
Lost 失われた・迷った
Found 見つかった
Alive 生きている
Dead 死んだ

覚えておきたい英語フレーズ

たとえ話は、二人の息子を持つ父親の話から始まります。

There was a man who had two sons.
(ある人に二人の息子がいました。)


弟は父親に、自分の財産の分け前を求めます。

Father, give me my share of the estate.
(お父さん、財産の私の分け前をください。)


弟は遠い国へ旅立ち、財産を使い果たします。

He set off for a distant country and there squandered his wealth.
(彼は遠い国へ旅立ち、そこで財産を浪費しました。)


財産を使い果たしたあと、飢饉が起こります。

After he had spent everything, there was a severe famine.
(彼がすべてを使い果たした後、ひどい飢饉が起こりました。)


弟は、自分の過ちに気づきます。

When he came to his senses…
(彼が我に返ったとき……)

come to one’s senses は、「我に返る」「自分の状況に気づく」という意味で覚えておきたい表現です。


弟は父親に罪を告白しようとします。

Father, I have sinned against heaven and against you.
(お父さん、私は天に対して、そしてあなたに対して罪を犯しました。)


そして、父親は遠くから帰ってくる息子を見つけます。

While he was still a long way off, his father saw him.
(まだ遠く離れているうちに、父親は息子を見つけました。)


父親は息子を憐れみ、走り寄ります。

He was filled with compassion for him.
(父親は息子を深く憐れみました。)


そして、息子を抱きしめて迎え入れます。

He ran to his son, threw his arms around him and kissed him.
(父親は息子のもとへ走り、抱きしめて口づけしました。)

聖書を読むときに覚えておきたい表現

英語 日本語
ask for one’s share 自分の分け前を求める
share of the estate 財産の分け前
set off for a distant country 遠い国へ旅立つ
squander one’s wealth 財産を浪費する
spend everything すべてを使い果たす
be in need 困窮する
feed pigs 豚に餌をやる
come to one’s senses 我に返る
go back to one’s father 父親のもとへ帰る
confess one’s sin 自分の罪を告白する
be filled with compassion 憐れみに満たされる
run to someone 誰かのもとへ走り寄る
throw one’s arms around someone 誰かを抱きしめる
forgive someone 誰かを許す
celebrate one’s return 帰還を祝う
have a feast 宴を開く
be lost and found 失われていたものが見つかる
be alive again 再び生きる

特に覚えておきたいのが、squander / come to one’s senses / compassion / forgive / celebrate です。この5つを覚えておくと、放蕩息子の物語を英語で読むときにも内容をつかみやすくなります。

このたとえ話の最後に出てくる大切なこと

この物語では、父親が帰ってきた弟について、He was lost and is found.(彼は失われていたが、見つかった。という意味の言葉を語ります。NIVではこの「失われていたものが見つかった」という表現が、物語の重要な結びになっています。

「放蕩息子」というタイトルからは弟だけに注目しがちですが、このたとえ話には兄も登場します。
兄は弟の帰還を喜ぶ父親に腹を立てます。つまり、この物語は「悪い弟が帰ってきて許された」というだけではなく、父親の愛や赦しをどう受け止めるのかという、兄の側の問題も描いています。

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