日本では結婚前に相手の両親へ挨拶に行き、「娘さんをください」という表現を使う文化があります。
では、英語圏にも似た表現はあるのでしょうか。
実は、伝統的な言い回しと現代的な言い回しの両方が存在します。
伝統的な表現
❏ Ask for her hand in marriage
「娘さんとの結婚を願い出る」というようなニュアンスがあります。英語圏で最も有名な伝統表現です。
直訳すると、「彼女の手を結婚のために求める」という意味になります。
ただし、映画や小説ではよく見かけますが、現代では少し古風な表現です。
現実では少しフォーマルで格式高い印象を与えます。
例文
・I’d like to ask for your daughter’s hand in marriage.
(お嬢さんとの結婚をお願いしたく参りました。)・I have come to ask for your daughter’s hand in marriage.
(お嬢さんとの結婚をお願いしに参りました。)
現代の定番フレーズ
❏ I’d like to ask for your blessing.
「二人の結婚を応援してほしい」というニュアンスになります。「許可を求める」のではなく、近年はこちらの方が一般的です。
直訳すると、「祝福をいただきたいと思っています。」
例文
・I’d like to ask for your blessing as we begin this new chapter together.
(新しい人生を始めるにあたり、祝福をいただければと思っています。)・Your blessing would mean a lot to us.
(お二人からの祝福は私たちにとって大きな意味があります。)
両親への挨拶で使えるフレーズ集
- It’s a pleasure to finally meet you.
(お会いできて光栄です。) ※ 最初の挨拶として使いやすい定番表現です。 - Thank you for welcoming me into your home.
(お招きいただきありがとうございます。) - I’ve heard so much about you.
(以前からお話は伺っていました。) - I care deeply about your daughter.
(お嬢さんをとても大切に思っています。) - I hope to become part of your family.
(ご家族の一員になれたらと思っています。)
英語圏と日本の違い
日本では、「娘さんをください」という言い方が定番でした。
一方、現代の英語圏では「許可をください」よりも「祝福してください」という考え方が主流になっています。
そのため、Ask for your blessing(祝福をお願いする)は 現在の価値観に最も合った表現と言えるでしょう。