中学生の最初の方に出てくる「As」ですが、意味や使い方のバリエーションが多すぎて混乱しますよね。今回はそんなややこしい「as」を紐解いていきます。
「as」には大きく分けて2つの用法があります。前置詞としての役割と接続詞としての役割です。今回はこの二つを詳しく見てみましょう。
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目次
1.前置詞としての「as」
前置詞としての「as」では主に名詞として使います。その場合は人や物の役割や目的を修飾する役割です。
as:~として
例文:
- I workd as a zoologist when I was a student.
- He was treated as a prisoner.
- You have to be kind to anyone as a gentleman.
前置詞の「as」の使い方の注意点:
- 「as」と「like」の違い
「as」は「~に似ている」というニュアンスの意味では使えません。そんな時は「like」を使用しましょう。
例文:
- He was like a gentleman, but actually, he was not.
2.接続詞としての「as」
やっかいなのはこの接続詞としてのasです。意味や使用方法が複雑なので、暗記するよりも、例文や感覚で見極めましょう。
1.時を表す「as」:~の時(動詞は進行形になることが多い)
例文:
- There was a phone call as we were leaving.(whileやwhenと同じような意味です)
2.原因と結果を繋ぐ「as」:~なので
例文:
- I slept at 8pm yesterday as I was so exhausted. (Becauseと同じような意味です)
3.手段を表す「as」:~の通りに
例文:
- Everything went exactly as I had planned.
3.その他の「as」の使われ方
1.同じものを表す「as」:the same ~ as(~と同じように)
例文:
- Your pen is the same color as mine.
2.同時の変化を表す「as」:~につれて(asに続く動詞は進行形よりも、現在形を使う傾向があります)。Whenと違うのは、ふたつの出来事が同時に起きてる時に「as」を使う点です。
例文:
- As the population increases, the government needs to have more budget to support them than that of what it used to do.