英検準2級の大問1は、短文・会話文の空所に文脈に合う語句を選ぶ問題です。単語の意味、目的語との組み合わせ、前後の発言のつながりを確認して答えます。品詞や前置詞は手がかりですが、それだけでは選べない問題もあります。
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一覧を読むだけで終わらせず、英検・TOEIC・大学受験の語彙をその場で復習しましょう。
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現在の大問1:15問・4択の語句空所補充
日本英語検定協会の案内では、準2級の短文の語句空所補充は15問・4肢選択です。リーディングとライティングの試験時間は合わせて80分で、大問1だけに80分使うわけではありません。2026年9月13日に公式の試験内容と公開過去問を確認しました。
2024年度第1回のリニューアルで、大問1は熟語・文法問題などが5問削減されました。古い教材の問題数と混同しないようにしましょう。変更後も語句の意味や使い方の学習は必要で、2026年度第1回の公開問題でも単語と複数語の表現が出題されています。
同じ品詞の選択肢が並ぶ問題では、動詞・名詞などを見分けるだけでは正解は決まりません。以下の語彙と問題は、この読み方を練習するための教材です。出題頻度を集計したランキングや、公式の必須語一覧ではありません。
解くときに見る4つの場所
| 見る場所 | 確認すること | 学習例 |
|---|---|---|
| 文・会話全体 | 誰が何をしようとしているか、理由・結果・対比は何か | 貸す側か借りる側か、告知なのか修理なのか |
| 空所の前後 | 主語、目的語、修飾する語、動詞の形 | willの後は動詞の原形。toは不定詞か前置詞かを確認 |
| 選択肢の意味 | 品詞が同じでも意味や使える対象は異なる | announce the results / repair a bicycle |
| 語の組み合わせ | 熟語や前置詞を含めて文に合うか | depend on … / look for …。形と意味の両方を確認 |
文の内容を「良い話・悪い話」だけに分けると、行動の向きや対象を見落とすことがあります。選択肢を入れた後に文を読み直し、ほかの選択肢が合わない理由も説明してみてください。
用例と一緒に確認する語句10項目
まずは次の10項目で、単語を一語ずつ覚える学習から、文に合う語を選ぶ練習へつなげます。表の意味は代表例です。スマートフォンでは表を横にスクロールすると、使い方まで読めます。
| 番号 | 語句 | 意味・品詞 | 使い方 |
|---|---|---|---|
| 1 | announce | 公に発表する・知らせる(動詞) | announce the results:結果を発表する。何を知らせるかを後ろに置く。 |
| 2 | arrange | 手配する・整えて並べる(動詞) | arrange a meeting:会合を手配する。arrange the chairsなら椅子を並べる。 |
| 3 | custom | 習慣・風習(名詞) | a local custom:地域の風習。customsは風習の複数形のほか、税関・関税の意味もある。 |
| 4 | border | 境界・国境・縁(名詞) | cross the border:国境を越える。文脈によっては国と国の境界以外にも使う。 |
| 5 | author | 著者・作者(名詞) | the author of the book:その本の著者。誰が書いたかに注目。 |
| 6 | design | 設計する(動詞)/設計・意匠(名詞) | design a bag / a new design:動詞として使うか、名詞として使うかを文で確認。 |
| 7 | by heart | 暗記して・記憶から(副詞句) | learn a poem by heart:詩を暗記する。learnの後に覚える対象を置ける。 |
| 8 | less | より少ない・より少なく(littleの比較級) | less time:より少ない時間。個数なら原則fewer booksのように複数名詞とfewerを使う。 |
| 9 | in | 〜の中に/月・年などの時期に(前置詞の用例) | in a room / in July:空間と時期で使い方を確認。状態を表すin troubleなどもある。 |
| 10 | on | 〜の上に・接して/曜日・日付に(前置詞の用例) | on a desk / on Monday:表面と日時の用例。意味を「上に」だけに固定しない。 |
関連語と、品詞を一つに決めつけない読み方
| 分類・働き | 学習する語句 | 確認すること |
|---|---|---|
| 動詞 | repair / invite | repair a bikeは自転車を修理する、invite a friendは友人を招く。目的語に合う意味を選ぶ。 |
| 名詞 | reason | a reason for …は〜の理由。a・theの直後に形容詞が入ることもあるため、直後が必ず名詞とは限らない。 |
| 形容詞 | local / common / useful | 地域の/一般的な・共通の/役立つ。名詞の前や補語など、文中の働きも確認。 |
| 数量・程度 | enough | enough timeは名詞の前、old enoughは形容詞の後。限定詞・代名詞・副詞としての働きがある。 |
| 複数語の表現 | take part in / look forward to | 参加する/楽しみに待つ。look forward toのtoは前置詞なので、後ろに名詞や動名詞を置く。 |
6つの用例で形と意味を確認する
- borrow / lend
Can I borrow your umbrella?
Can you lend me your umbrella?どちらも傘を借りたい場面の依頼。borrowは主語が借りる、lendは主語が貸す。後者ではyouが貸す側です。
- toの後はいつも原形ではない
I want to join the club.
I look forward to joining the club.前者のtoは不定詞、後者のtoは前置詞。後者はjoiningという動名詞を置きます。
- enoughの位置
We have enough chairs.
This room is large enough.「椅子は十分ある」「この部屋は十分広い」。名詞chairsの前と、形容詞largeの後で位置が変わります。
- less / fewer
We have less time today.
There are fewer cars on this road today.「今日は時間がより少ない」「今日はこの道の車がより少ない」。数量表現の基本として、不可算名詞timeと複数形carsを区別します。
- designの品詞
They design school uniforms.
I like the design of this jacket.「彼らは学校の制服をデザインする」「このジャケットのデザインが好きだ」。同じつづりでも動詞と名詞の働きがあります。
- in / on
The course starts in April.
The first lesson is on Tuesday.「講座は4月に始まる」「最初の授業は火曜日だ」。月にはin、曜日にはonを使う基本例です。
解説付き練習4問:文脈に合う語句を選ぶ
以下は当サイトで作成した学習用問題です。公式過去問の転載や、本試験と難易度・構成が同じ模擬試験ではありません。答えを見る前に、選んだ理由を考えてください。
1.動詞の意味
The school will ( ) the results tomorrow.
1 announce 2 borrow 3 repair 4 invite
答え:1 announce
「学校は明日結果を発表します」。willの後の原形という条件は4語とも満たします。the resultsとの意味の組み合わせでannounceを選びます。borrowは借りる、repairは修理する、inviteは招く。
2.貸す・借りるの向き
May I ( ) your ruler? I’ll give it back after class.
1 invite 2 lend 3 borrow 4 repair
答え:3 borrow
「定規を借りてもよいですか。授業後に返します」。返すのは話し手Iなので、Iが借りるborrowです。lendは貸す、inviteは招く、repairは修理する。
3.名詞を文脈で選ぶ
In this fictional town, it is a local ( ) to light candles during the winter festival.
1 border 2 custom 3 author 4 reason
答え:2 custom
「この架空の町では冬祭りにろうそくをともす風習があります」。地域の慣習を述べるcustomが合います。borderは境界、authorは著者、reasonは理由。実在の町の風習を述べた文ではありません。
4.複数語の表現
Emma could recite the poem without looking at the page. She had learned it ( ).
1 in trouble 2 on time 3 at once 4 by heart
答え:4 by heart
「エマはページを見ずに詩を暗唱できました。暗記していたのです」。見ずに言えることがby heartの手がかり。in troubleは困って、on timeは時間どおり、at onceはすぐに・同時にです。
間違えた問題を次の学習に使う
答え合わせでは「単語を知らなかった」「知っていた意味が文に合わなかった」「主語や目的語を取り違えた」「熟語の形を忘れた」のどこで迷ったかを書き残します。選択肢の語義と短い用例を確認し、後日もう一度、理由を説明しながら解いてみましょう。
公式過去問では大問1だけでなく、リーディング・ライティング全体の時間配分も練習します。大問1に何分使うかは自分の解答時間を測って調整し、残りの問題や見直しの時間を確保してください。