可算名詞と不可算名詞で意味が変わる英単語一覧

英語には、同じ単語でも、可算名詞(Countable Noun)として使うか、不可算名詞(Uncountable Noun)として使うかで、意味が変わる単語があります。
たとえば paper は「紙」という意味では不可算名詞ですが、a paper になると「新聞・論文・書類」などを表すことがあります。
この記事では、英語学習で特に間違えやすい可算・不可算で意味が変わる英単語をまとめました。

目次

可算・不可算で意味が変わる英単語一覧

英単語 不可算名詞(U) 可算名詞(C)
paper 紙・紙という素材 新聞・論文・書類など
glass ガラス コップ
chicken 鶏肉 ニワトリ
fish 魚・魚肉 魚1匹
hair 髪・髪全体 髪の毛1本
room 空間・余地 部屋
time 時間 回・機会
experience 経験・経験値 具体的な体験
work 仕事・労働 作品
light 明かり・照明
business 商売・ビジネス 会社・事業
property 財産・所有物 物件・不動産
iron アイロン
noise 騒音・雑音 1つの音・物音
art 芸術一般 芸術作品・分野
education 教育一般 ある人が受けた教育・教育課程
knowledge 知識一般 特定分野の知識
life 生命・人生・生活一般 具体的な人生・生活
love 愛一般 特定の好み・愛情
sport スポーツという活動 1種目のスポーツ
coffee コーヒーという飲み物 コーヒー1杯
tea お茶という飲み物 お茶1杯
chocolate チョコレートという食品 チョコレート1個
ice アイスクリーム
experience 経験・経験値 1つの体験
drawing 絵を描くこと 1枚の絵
painting 絵を描くこと・絵画 1枚の絵・絵画作品
conversation 会話という行為 1回の会話
war 戦争という行為・状態 1つの戦争
life 生命・人生一般 具体的な人生・生活

※単語によっては、可算・不可算の両方で使えても、意味の変化が文脈によって細かく異なる場合があります。

特に覚えておきたい単語

Paper

不可算 可算
単語 paper a paper / papers
意味 紙という素材 新聞・論文・レポートなどの文書
例文 I need some paper.
(紙が必要です。)
I read a paper on the train.
(電車で新聞を読みました。)

「紙そのもの」なら paper、「1つの文書・出版物」なら a paper / papers と考えると分かりやすい単語です。


Glass

不可算 可算
単語 glass a glass / glasses
意味 ガラスという素材 コップ・グラス
例文 The table is made of glass.
(そのテーブルはガラスでできています。)
Can I have a glass of water?
(水を1杯もらえますか?)

glass = ガラスa glass = コップという違いです。


Chicken

不可算 可算
単語 chicken a chicken / chickens
意味 鶏肉 ニワトリ
例文 We had chicken for dinner.
(夕食に鶏肉を食べました。)
There are three chickens in the garden.
(庭にニワトリが3羽います。)

食べ物としての「鶏肉」は不可算、動物としての「ニワトリ」は可算です。


Fish

不可算 可算
単語 fish a fish / fish
意味 魚という食べ物 魚1匹など、個体としての魚
例文 I don’t eat much fish.
(私は魚をあまり食べません。)
I saw a fish in the pond.
(池で魚を1匹見ました。)

食べ物としての「魚」は不可算、個体としての「魚」は可算で使われます。なお、fish は可算名詞の複数形でも通常 fish を使います。


Hair

不可算 可算
単語 hair a hair / hairs
意味 髪全体・髪の毛 髪の毛1本・数本
例文 She has long hair.
(彼女は髪が長いです。)
I found a hair in my soup.
(スープの中に髪の毛が1本入っていました。)

髪全体をまとめて表すときは hair、1本の髪の毛を指すときは a hair と考えると分かりやすいでしょう。


Room

不可算 可算
単語 room a room / rooms
意味 空間・余地・スペース 部屋
例文 There isn’t enough room in my bag.
(私のバッグには十分なスペースがありません。)
We booked a room at the hotel.
(ホテルの部屋を予約しました。)

「空間・余地」という意味では不可算、「部屋」という意味では可算になります。


Time

不可算 可算
単語 time a time / times
意味 時間という概念 回・機会・特定のひとときなど
例文 I don’t have much time.
(あまり時間がありません。)
I’ve been there three times.
(そこには3回行ったことがあります。)

「時間そのもの」は不可算、「何回」「ある時期・ひととき」として捉えると可算になります。たとえば We had a great time.a time は「楽しいひととき」という意味です。


Experience

不可算 可算
単語 experience an experience / experiences
意味 経験・経験によって得た知識や技能 具体的な体験・出来事
例文 I have five years of experience in sales.
(営業経験が5年あります。)
It was an unforgettable experience.
(忘れられない体験でした。)

「経験値・経験の積み重ね」としての experience は不可算、「1つの具体的な体験」として捉えると可算になります。


Work

不可算 可算
単語 work a work / works
意味 仕事・労働 作品
例文 I have a lot of work to do.
(やるべき仕事がたくさんあります。)
This is one of his most famous works.
(これは彼の最も有名な作品の一つです。)

「仕事」という意味の work は基本的に不可算です。「1つの仕事」と数えたい場合は、通常 a joba task を使います。
一方、a work / works は、文学・芸術などの「作品」を表すことがあります。


Light

不可算 可算
単語 light a light / lights
意味 光・明るさ 明かり・照明・ライト
例文 I love the soft light in the morning.
(私は朝の柔らかな光が好きです。)
Please turn off the light.
(明かりを消してください。)

「光」という現象や明るさを表すときは不可算、「照明器具や明かり」を1つのものとして捉えると可算になります。

補足

食べ物や飲み物は、食品・飲料そのものとして考えると不可算、1人分・1杯・1個などとして考えると可算になることがあります。

ただし、すべてを「数えられる・数えられない」というルールだけで覚えると、かえって分かりにくくなることがあります。ポイントは、その単語を「物質・概念」として見ているのか、「1つの具体的なもの」として見ているのかを考えることです。

不可算になりやすいもの

  • 素材・物質
  • 食べ物・飲み物
  • 概念
  • 経験や知識などの抽象的なもの
  • 行為や活動

可算になりやすいもの

  • 1つの具体的な物
  • 1回の出来事
  • 1つの作品
  • 1杯・1人分などの単位
  • 1種類・1例

たとえば experience なら、

experience → 経験一般
an experience → 1つの体験

というように、「意味の捉え方」が変わることで可算・不可算が変わります。Cambridgeも、抽象名詞では不可算がより一般的な意味、可算がより具体的な意味になる場合があると説明しています。

「a」が付くかどうかだけで判断しない

可算名詞なら a/an を付けたり、複数形にしたりできます。

・a glass → コップ
・two glasses → 2つのコップ

 

一方、不可算名詞は通常 a/an を直接付けません。

・some glass → ガラス
・some paper → 紙
・some experience → 経験

 

ただし、不可算名詞でも a piece of ~a cup of ~ などを使えば、具体的な数量として表現できます。

・a piece of paper → 1枚の紙

・a cup of coffee → 1杯のコーヒー

英語では「単語そのものを数える」のではなく、その単語が表しているものをどのように捉えているかがポイントになります。

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