イエス・キリストの「迷える羊」のたとえ|英単語・聖書英語を学ぶ

イエス・キリストの「迷える羊のたとえ————“The Parable of the Lost Sheep”」は、新約聖書の中でもよく知られているたとえ話の一つです。

100匹の羊のうち1匹が迷い出てしまったとき、羊飼いが残りの99匹を置いてその1匹を探しに行くという物語を通して「失われたものを探し、見つかったときに喜ぶこと」の大切さを教えています。
この記事では、「迷える羊のたとえ」に登場する英単語や英語表現をまとめました。英語の聖書を読んでみたい方や、キリスト教英語を学びたい方にもおすすめです。

「迷える羊」のたとえとは?

イエスは、100匹の羊を持っている羊飼いの話をしました。

そのうち1匹がいなくなったとき、羊飼いは99匹を残し、いなくなった1匹を見つけるまで探しに行きます。
そして羊を見つけると、見つけた羊を自分の肩に担ぎ、家に帰りました。友人や近所の人たちを呼んで「一緒に喜んでください」と伝えます。

イエスはこの話を通して、迷っていた一人の人が神のもとへ戻ることを、天では大きな喜びとして受け止めることを教えています。
ルカによる福音書15章では、「罪人」と呼ばれる人々がイエスのもとに集まっていたことを背景に、このたとえ話が語られています。また、マタイによる福音書18章にも、迷い出た1匹の羊を羊飼いが探しに行くという、よく似た内容のたとえが記されています。

 

迷える羊のたとえで覚えたい英単語

英語 日本語
Lost Sheep 迷える羊・失われた羊
Parable たとえ話
Shepherd 羊飼い
Sheep
Flock 群れ・羊の群れ
One Hundred 100・百
Ninety-Nine 99・九十九
Lost 迷った・失われた
Wander さまよう・迷い出る
Search 探す・捜索する
Find 見つける
Seek 探し求める
Leave 残して立ち去る・置いていく
Go After ~を追って行く
Return 戻る
Rejoice 喜ぶ・大いに喜ぶ
Joy 喜び
Heaven 天・天国
Sinner 罪人
Repent 悔い改める
Repentance 悔い改め
Forgive 許す
Shoulder
Carry 運ぶ・担ぐ
Bring 持ってくる・連れてくる
Celebrate 祝う・喜ぶ
Perish 滅びる・失われる

 

覚えておきたい英語フレーズ&物語の流れ

物語では、100匹の羊のうち1匹が迷ってしまいます。

One of them goes astray.
(そのうちの1匹が迷い出ます。)


羊が迷ってしまうと、羊飼いはその1匹を探しに行きます。

He goes after the lost sheep.
(彼は迷った羊を追って行きます。)


羊飼いは、迷った羊を見つけるまで探します。

He searches for the lost sheep.
(彼は迷った羊を探します。)


そして、ついに羊を見つけます。

He finds the lost sheep.
(彼は迷った羊を見つけます。)


羊を見つけると、羊飼いは喜びます。

He rejoices over the sheep.
(彼はその羊を見つけたことを喜びます。)


見つかった羊を、羊飼いは自分の肩に担ぎます。

He carries it on his shoulders.
(彼はその羊を肩に担ぎます。)


そして、友人や近所の人たちに一緒に喜んでほしいと伝えます。

Rejoice with me!
(私と一緒に喜んでください!)


このたとえ話では、罪人が悔い改めることによって天に喜びがあると語られています。

There is rejoicing in heaven over one sinner who repents.
(一人の罪人が悔い改めることを、天では喜びます。)


聖書を読むときに覚えておきたい表現

英語 日本語
the lost sheep 迷える羊・失われた羊
the lost 失われた人々・迷っている人々
go after ~を追って行く
search for ~を探す
seek ~を探し求める
find ~を見つける
go astray 道に迷う・正しい道から外れる
rejoice 喜ぶ・大いに喜ぶ
rejoice over ~を喜ぶ
carry on one’s shoulders ~を肩に担ぐ
return home 家に戻る
one sinner who repents 悔い改める一人の罪人
there is joy in heaven 天に喜びがある
be lost 迷う・失われる
be found 見つかる

❏ LostとWanderの違い

「迷える羊」の英語を読むときに覚えておきたいのが、lostwander の違いです。

lost は、「迷った」「行方が分からなくなった」「失われた」という状態を表します。
一方、wander は、「目的地を定めずにさまよう」「道から外れて迷い出る」という動きを表します。

聖書では、羊が「迷い出る」ことを表すときに、go astray などの表現も使われます。


❏ SearchとSeekの違い

search は、何かを見つけるために「探す」という意味です。
seek は「探し求める」という意味で、searchよりも少し文学的・宗教的な響きを持つことがあります。

聖書では、神や真理などを「求める」という意味でも seek がよく使われます。
そのため、聖書英語を読むときには、search for ~(~を探す)/seek ~(~を探し求める)という違いを意識すると理解しやすくなります。

「迷える羊」のたとえが伝えること

「迷える羊」のたとえで印象的なのは、100匹のうちの99匹ではなく 迷ってしまった1匹を探しに行く羊飼いの姿です。
このたとえでは、見失われた一人を探し、見つかったときには大きな喜びがあることが語られています。
特にルカ15章では、「一人の罪人が悔い改めること」に天で喜びがあるというメッセージにつながっています。
また、マタイ18章では、迷い出た一匹を探しに行く羊飼いの姿を通して「小さい者の一人でも失われることを望まない」という神の思いが示されています。

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