ビジネスメールや社内チャットで「ASAP」「FYI」「ETA」といった略語を目にしたことはありませんか?
これらの表現はネイティブスピーカーにとっては日常的に使われるものですが、意味を知らないと誤解や対応の遅れにつながることもあります。
本記事では、ビジネスシーンでよく使われる英語の略語と、その正しい使い方を解説します。
1. ASAP = As Soon As Possible
意味:できるだけ早く
→ 緊急度を示す略語。丁寧さが必要な場合は “at your earliest convenience” などに言い換えることも。
-
例: Please send me the report ASAP.
(できるだけ早くレポートを送ってください。)
2. FYI = For Your Information
意味:ご参考までに
→ 相手に知っておいてほしい情報を伝えるときに便利。メールの件名に入れることも多い。
-
例: FYI, I’ve attached last year’s sales report.
(ご参考までに、昨年度の売上レポートを添付しました。)
3. ETA = Estimated Time of Arrival
意味:到着予定時刻
→ 会議、資料、プロジェクトの「完了予定」などにも使われる。
-
例: What’s the ETA for the project?
(プロジェクトの完了予定はいつですか?)
4. TBD = To Be Decided / To Be Determined
意味:未定
→ スケジュールや担当者など、まだ決まっていないことを示すときに使う。
-
例: The speaker for the event is TBD.
(イベントのスピーカーは未定です。)
5. EOD = End of Day
意味:その日の業務終了までに
→ 日本語の「今日中に」に近い表現。期限を伝えるときに便利。
-
例: Please submit the document by EOD.
(今日中に書類を提出してください。)
6. OOO = Out of Office
意味:不在
→ メールの自動返信やチャットで「不在」を知らせるときに使われる。
-
例: I’ll be OOO until next Monday.
(来週の月曜まで不在です。)
7. NRN = No Reply Necessary
意味:返信不要
→ 忙しい相手への配慮としてメールに付けることもある。
-
例: Here’s the updated file, NRN.
(更新ファイルを送ります、返信不要です。)